今回のご紹介する絵本は、わにわにのおふろです。
(2023/12/01 05:52:42時点 楽天市場調べ-詳細)
1匹のわにが、お風呂に入るだけ、の話なんですが、なぜか、いちいち味わいがあるのです。
親子でじっくり味わってください。
わにわにはなんでもできちゃう
こちらの、わには、自分でお風呂とか入れちゃいます。
お風呂場に入ってきて、手で蛇口をひねってお湯を出して、お風呂にためるんですよ。
わにって大きいから、お風呂場も広くなきゃダメですね。
で、お湯が溜まったら、おもちゃをいくつか浮かべたりなんかしちゃって。
(子供だったんだ・・)
ちなみに、男の子(オス)みたいですよ。
だって、ロボットのおもちゃが好きなんて言ってるし(笑)
意外と器用なところもあって、泡を作ってその泡を飛ばして遊ぶことも出来る。
上がったらタオルで体を拭いて出てくるんです。
ちゃんとしてますね。(あ、石鹸とかは散らかしっぱなし)
わにわにって、憎めなくて、可愛くって、お茶目なところがありそうな、そんな雰囲気を出しています。

わにわにっぽい動きと音が笑える
なんか、わにが動いている時にこんな音が出るんだろうなあ、というのが
よ〜くわかります。
読んであげる時にも、「ずり、ずり」「ぐなっ、ぐなっ」などの音を
わにっぽく、超大げさに、面白く読んであげると、子供も大喜びですよ。
細かい説明のない文章なので、思いっきり”間(ま)”を空けて読むのが、私は好きです。
絵が昭和世代には懐かしい
この絵を描いたのは、山口マオさんです。
絵が、本当に、昭和のお風呂場って感じで、木枠の引き戸や、タイル張りで、蛇口も、今時のレバー式じゃなく、右と左で水とお湯をひねって調節するタイプなんです。
昭和生まれの私には、なんとも懐かしい匂いがします。
版画で作ったということなので、どうりで味わいがあるな〜と思いました。
山口マオさんは、イラストレーターとして活躍されている方で、千葉県の千倉町に「海猫堂」というギャラリー&ショップを構えていらっしゃいます。
「マオ猫」のキャラクターを見たことのある方も多いはず。
(私も調べていて、「あ、この猫か、と気づきました」)
マオ猫グッズはこちらから購入できるようです。
わにわにも人間と同じ
子供たちにとっては、わにわにが、お風呂場で、自分と同じことをしてる、ということが新鮮に映るんだと思います。
おもちゃで遊んだり、石鹸で泡を作ったり、じゃばーんとお湯に飛び込んだり。
その上、片付けないで出てくる、(きっとお母さんに怒られるんだろうな・・)
小学生に読んでも、面白がってくれる、そんな「わにわにのおふろ」でした。
(2023/12/01 05:52:42時点 楽天市場調べ-詳細)