「子育てがうまくいかなくて・・」と悩んでいる人は、実際に子供に向き合って、毎日頑張っている人が多いものです。
そうやって、子供と真剣に向き合って、自分のことを反省できる人は、思いやりのある、良い親なんです。
でも、何か失敗するたびに自分を責めがちで、もっとこうすべきだろうか、ああすべきだろうか、と真剣に悩んでしまいます。
ここでは、子育てがうまくいかなくて悩んでいる人のために、心が軽くなるアドバイスを書いていきたいと思います。
目次
うまくいかないと悩む人の共通点
子育てがうまくいかない、と悩んでいる人の多くは、子供をコントロールしようとしている場合が多いものです。
具体的に例をあげて説明していきましょう。
心配しすぎる
自分の子供は、私が守らなきゃ、と思うのは親として当たり前の感情です。
でも、例えば子供が暑がっているのに、「上着を着ないと風邪引くから着なさい!」と無理やり着せるのは、ちょっと心配しすぎなんです。
風邪には時々かかった方が、かえって体は丈夫になるものです。
守ろう守ろうと必死になってしまうと、過保護になるし、自分も疲れることになります。
子供のことを信じて、見守ってあげれば、それで十分なんです。
失敗をさせない
子供も、大人も、失敗を経験することで、学ぶことができます。
例えば、小学生の夏休みの初日から、親が宿題を計画的にさせようと管理するような場合、子供は、失敗の経験を学ぶことはできません。
休み中、ずっと遊んでいて、始業式前日になって泣きながらあわててやるのも、子供にとっては一つの失敗経験です。
その経験があるから、来年からは、もっと早くやろう、と心から思うことができます。
逆に、失敗や、挫折を経験してこないで大人になると、失敗した時のダメージが大きすぎて、そこであきらめたり、チャレンジしなくなってしまいます。
「転ばぬ先の杖」と思って、手をかしすぎる必要はないということです。
他の子と比べる
子育てをしていると、他の人の子供の成長が気になったり、少しでも自分の子供をよく見せようとしたり、無意識に比べようとしていることがあります。
それまで、他人のことなど気にならなかったのが、急に気になって仕方がない、と思うのって、もしかしたら、親としての本能なのかもしれません。
ただ、比べてしまうと、自分の子供ができないことばかりが目につくようになって、そのことで、せっかく持っている良い部分が見えなくなる可能性もあります。
比べる必要はないので、目の前の子供自身を見てあげるといいでしょう。
理想を押し付ける
子供を思い通りの人間に育てたい、と思うのは自然のことかもしれません。
でも実際は、ほとんどの子供は、親の言うことなど聞かないし、思いどおりにはいかないものです。
「学校でトップの成績」、「スポーツが得意な子」、など、親としてこんな子供がいたらいいな、と思うような理想を、重ねてはいないでしょうか?
そもそも、親が、自分の夢や理想を、無意識のうちに子供に押し付けていることから、うまくいかなくて、結局ストレスを抱えてしまうのです。
まずは、理想を押し付けるのをやめましょう。
子供は、それぞれが得意なものを持っているはずですので、それを伸ばしてあげたり、時には見守っていればいいだけなんです。
「ちゃんと〇〇しなさい」と言ってる

「ちゃんと残さず食べなさい」、「ちゃんと歯磨きしてから寝なさい」、などは、ある意味、理想を押し付けていることの部類に入るでしょう。
子供は、お腹がいっぱいだったら、ご飯を一口も食べようとはしないし、それで死ぬわけでも病気になるわけでもありません。
お腹が空いていないのに、ご飯の時間だからと無理やり食べさせられるのは苦痛です。
歯磨きだって、眠かったりすると、しないで寝ちゃうこともあるでしょうし、そうしたら次の日に磨けばいいだけのことです。
虫歯が心配なら、甘いお菓子を減らすことで、防ぐこともできますしね。
全ての細かいことがちゃんとできなくても、全く何の問題もないのです。

自分を責めたくなった時は・・
子育てがうまくいかないからと、自分を責めたくなるのは、誰にでもあることかもしれません。
でも、それは、周りの目を気にしているからではないでしょうか?
他の人から、自分がどんな親だと思われているか、それで、ダメな親だと思われているかも、と思うことが原因です。
表面には出てこないだけで、実際は、どんな親だって、行き詰まったり、悩んだり苦しんだりしているものです。
そうやって少しずつ子育ての方法がわかってくるので、「みんな、自分と同じように本当は大変なんだろうな」、くらいに思っていれば、楽になりますよ。
子育ては失敗してわかるもの
子供の育て方なんて、最初から知っている人なんていませんから、必ず、毎日のように、失敗することがたくさんあります。
失敗しないと、わからないですし、それが子育てなんです。
失敗して、じゃあ次は、こうしたらいいかな、と考えて、またダメなら、次はこう、と、毎回自分で考えたり、人に聞いたりしながらやっていくものです。
自分を責めてる暇があったら、次はこうしようかな、と先のことを考えればいいのです。
また、失敗したら、そのことを笑いに変えてしまうのも一つの手です。
失敗を反省しすぎたり、後悔してばかりいても、気持ちが暗くなるだけですから、反省し終わったら、笑い話として、ママ友に話してしまいましょう。
まとめ
子育ては、失敗の連続です。
うまくいかないのは、当然のことだと思ってください。
たくさん失敗して、そこから学べる人は、きっと毎日笑顔で、子育てができるようになるでしょう。