我が子があまりにもパパっ子で、何故かその状況にママがイラっとしてしまうことってありませんか?
私も以前は「もしかして娘に嫉妬!?」とまでは思いませんでしたが、ちょっとモヤモヤした感があったのは確かです。
「私だって、必死に子育てしてるのに!」
と、ストレスをためる前に、何故イライラしてしまうのか、パパっ子になった原因とは、そして、何より子供がパパっ子になることによって得られるメリットがあるので、それをお伝えしましょう。
目次
パパっ子の我が子に何故イライラするの?
子供は、お世話をしてくれる大人になつくものです。
ママが一番お世話をしているなら、当然ママになつくし、それが、おばあちゃんならおばあちゃんっ子にになったりもします。
でもパパは、普段仕事で帰りが遅かったりして、休日くらいしか育児に参加できないにも関わらず、生まれた瞬間からパパが抱っこした方が、ママが抱っこするよりも、泣き止むケースが実際にあるのです。
お母さんとしては、こんなにお世話しているのに何故なついてくれないの?とがっかりしますよね。
女の子だと特にイライラする
子供が、男の子の場合より、女の子の方が、イライラしてしまう
それは、ママの嫉妬心かもしれません。
子供が2~3歳になって会話が出来るようになってくると、「パパ~あそぼう~」という娘の甘えた声に、何故かイライラしてしまう人もいるようです。
娘があまりにもパパっ子で、母親の自分のことを「怖い」なんて言ってこられた日には、
「なによ!ご飯を食べさせたり、熱が出た時に看病してあげたのは私なのよ!」
と、言ってしまいたくなるでしょう。
これはあくまでも、同性同士だからこそ感じるものなんです。
女性にとって、いくら相手が子供といえども、自分の夫にくっついて自分を除け者にしようとする相手には、嫉妬心を感じる事があります。
それって、夫婦仲が良い証拠です。
自分が娘に嫉妬していることは、パパのことをちゃんと愛していることになりますので、今の気持ちを大切にしてください。
次からは、パパっ子になった原因を見ていきましょう。
パパっ子になる原因
子供がパパっ子になったのには、それなりの原因があるものです。
いくつかあげていきましょう。
原因その1:安定感
この場合は、単純に、大きな腕に抱かれている方が安定感があるから、という理由のこともあります。
そして、ママの場合だと、抱っこしたりおっぱいをあげている時でも、慣れない赤ちゃんのお世話に不安な気持ちがあると、その気持ちが赤ちゃんに伝わってしまうことも考えられるのです。
その点、パパは、育児の大変さをまだ良くわかっていないこともあり、赤ちゃんは純粋に、パパのリラックスした気持ちを感じていることも。
これは、赤ちゃんの本能で感じ取るものなので、あまり神経質にとらえなくてもいいでしょう。
原因その2:パパが甘い
パパと買い物に行くと、好きな物を買ってくれる、ママだと、買ってくれない、ということが続くと、いつもパパと買い物に行きたがるようになります。
子供だって人間ですから、自分に甘い大人のことを嫌いになるわけありません。
ママがいつも怒ってばかりだと、怒らないパパの方にますます逃げるようになってきます。
「そういえば、最近怒ってばかりだったな」と思ったら、「最近ママ怒ってばかりだったね」と言って、子供の気持ちに寄り添うようにしてあげるといいでしょう。
原因その3:第2子の出産
妊娠すると、体が思うように動かなかったり、つわりがひどいなどで、上の子の遊び相手が今まで通り出来なくなることもあります。
頻繁に公園などお出かけしたいたのが、つわりなどでほとんど外出ができなくなってくると、
「最近どこも行ってないよね・・・」
と不満げに言われることも。
無理をして遊びに連れて行ったとしても、滑り台で一緒に滑ったり、鬼ごっこをして走り回ったり、ということは難しくなります。
そして、極めつけは、出産の時です。
うちの場合は、出産まで、上の子を義母に預かってもらったのですが、夫が休日の時は、食事を作る以外は夫がほとんど世話をしてくたようです。
特に、私の場合は、予定日を過ぎても陣痛が来なくて、予定日を過ぎてすぐ入院し、その後5日後に出産したため、入院が長引いてしまいました。
また、娘も入園したばかりだったので、幼稚園に行く不安も大きく、頼れるママがいなかったのも娘をますますパパっ子にしたのだと思います。
それを感じたのは、入院直後に、パパに連れられて娘が病院に来た時です。
以前なら、「ママ~」と甘えて抱きついてくるような子だったのに、どうも遠くから私を探るような目で見てきたのです。
これはショックでした。
「こっちに来てそばに座っていいよ」と言うと、おそるおそる近づいてきて、ちょこんと隣に座ったはいいのですが、私との間にビミョウ~なスキマがあって、くっついていないのです。
この出産があってから、完全に娘はパパっ子と化しました。
今振り返ってみたら、長女も、自分が初めてお姉ちゃんになることに動揺はしていたはずです。
そして、自分のママが別の赤ちゃんのママになったみたいで、娘の方もどうしていいかわからなかったのでしょう。
「あなたが一番だよ」
と、もっと言ってあげて、娘を安心させておけば良かったのだと思います。
原因その4:夫婦仲が良い
夫婦仲が良いことは、自然に子供をパパっ子にさせます。
もし、夫婦仲が悪くて、日頃、ママがパパの悪口を言っていたら、子供もパパのことを嫌いになるはずです。
パパっ子になるということは、パパがいない時に、ママが「パパってかっこいいよね〜」「パパは優しいよね」などと、パパについての良い話をしている証拠なんですよ。
パパっ子のメリット
ママとしては、複雑な気持ちになりますが、実際、子供がパパっ子で困ることは100%ない、と言っても過言ではありません。
どんなメリットがあるのでしょう。
パパがイクメンになる
パパが子供のお世話をして、子供もそれを期待してくれると、パパがイクメンになります。
休日は、しっかりとパパに子供を任せて、ママは、お出かけしたり、家事や、下の子のお世話に没頭しましょう。
ママが育児に追われて、ストレスをためることも少なくなるはずです。
反抗期に活躍してもらう
パパっ子であるということは、パパのことを信頼している証拠です。
例えば、子供が今後成長していく過程で、反抗期を迎えた場合。
ママの言うことを聞かなくなってしまっって困った時は、子供が信頼していて大好きなパパから一言、ガツンと言ってもらいましょう。
いつも怒らないパパが、自分に注意したと思うと、ショックを受けるかもしれませんが、自分のために言ってくれたんだ、ときっと理解するはずです。
ただでさえ、子供が成長すると共に、パパの役目って、子育ての上では曖昧になっていくものです。
パパと子供の間の関係をずっと良いまま続けたいなら、今のうちにパパっ子であることを継続させておいて、決して損はないはずです。
子供はパパもママも大好き
以前、長女に、「あなたはパパっ子だもんね~」と言うと、
「違うよ、両方だよ!!」
という答えが返ってきたことがありました。
このように、実際はママとパパを同じくらい好きなものなのです。
おそらく、ママが常に安心して信頼できる存在であるからこそ、そこをベースにして、パパはママとは違う意味で安心させてくれる、ということがわかっているのだと思います。
かつては、パパ見知りが激しかったうちの長女も、パパのことをそのように認識してパパっ子になった、ということは喜ばしいことだと思っています。
ただ、あまりパパを頼りにしないで、時には、娘とママと2人だけでお出かけする時間もキープすることも大切ですね。
成長と共に関係性は変わることも
よくある話ですが、娘というのは、思春期になると父親から距離を置くようになることが多いものです。(自分が中学生の時もそうでした)
小さい頃はあんなにパパっ子だったのに、急に話さなくなったり、近づかなくなったり・・
パパの立場になってみたら、結構ショックなことですけど。
長い目で見ると、パパっ子の時期って、短いものかもしれないですね。
まとめ
我が子がパパっ子でやきもち焼いたり、イライラすることもありますが、基本、パパっ子で助かることって多いはずです。
時々、パパっ子の子供としっかり絆を保つことを忘れずに、かつ、パパの事をずっと好きでいてくれるように、暖かく見守ってあげるのがいいでしょう。