いったん、不安を感じると、多くの人はそれを頭の中で、何度も繰り返してしまいがちです。
例えば、自分のせいで大きなミスをしてしまい、次チャレンジしようとしても失敗したことが頭をよぎって不安になる、または、過去の失敗した経験と勝手に結びつけて、不安が増大してしまう状態になったりします。
不安な状態を放置しておくと、心身ともに疲弊します。
「不安を感じているからこそ、慎重に物事に対処できる」と思うことも大事ですが、場合によっては、必要以上の不安で眠れなくなったり、イライラして周りによくない影響を与えてしまうこともあります。
ここでは、そんな、考えても仕方のない、過度の不安な状態をなんとかしたい、と思った時に試せる方法をいくつか、ご紹介します。
目次
不安で頭がいっぱいの状態を今すぐ止める方法
一度不安を感じてしまうと、それが頭の中をグルグル回り続けてしまう傾向の状態を、「反すう思考」または、「グルグル思考」と言います。(グルグル思考の方がイメージが湧きやすいですね)
このグルグル思考は、誰でも起こりえます。
人は、どちらかといえば、自然にマイナス思考になりやすいので、そういう悪いことを考えて浸ってしまう習慣が、当たり前になっていることがあります。
しかし、マイナス思考は、負の連鎖を引き起こすだけです。
どういうことかというと、マイナス思考で負のオーラを出している人には、良くない人が寄ってきたり、新しいことにチャレンジもできないままになります。
そうならないためにも、グルグル思考を止める方法を身につけましょう。
それには、まず、「自分がグルグル思考になっていることに気づく」
これが一番大切です。
それに気づかないと、どんな方法も試すことはできません。
気付いたら、次は、それをやめるだけです。
やめる方法は、いくらでもありますが、私は、単純に、「ストップ!!」と頭の中に向かって言っています。
それと同時に、頭の中でグルグル渦巻いているものがピタッと止まった、というイメージをするのです。
一番簡単で、効果を実感している方法です。
他には、別のモノにフォーカスするやり方もあります。
「今すぐ、部屋の中にある、赤いものを10個見つける」というゲームをします。
1人でもいいですし、家族の誰かと競争してもいいでしょう。
赤いものの次は、緑、黄色・・と何度か続けていけば、それまでグルグルしていた不安な気持ちなど、どこかへ吹っ飛んでいくはずです。
また、不安でいっぱいの時は、紙に書いてみるのもオススメです。
何が不安なのか、どうなったら嫌だと思うのか、解決策はあるのか、など、思いつくことを箇条書きしてみましょう。
それによって、客観的に不安の正体そのものが目に見えるので、冷静になることが出来るはずです。
誰かに不安な気持ちを打ち明けるのも一つの手です。
ただし、これは、信頼している人じゃないと、単に、自分のことを慰めてもらいたいだけの人と思われてしまい、またそのことで相手のエネルギーを奪うことになりますので、慎重に話す相手を選びましょう。
一番は、家族に、話すのがいいでしょう。
家族に「大丈夫だよ」と声をかけてもらうことで、不安感が減ってくる可能性があります。
〇〇のおかげで、と考える
不安になることは、悪いことばかりでもありません。
そのことを考えてみるのです。
これには、「リフレーミング」の手法が使えます。
リフレーミングは、マイナスのことをプラスに捉えたり、見方を変えることで、良い面が見えてくる、というものです。
例えば、仕事で大きなミスをして、そのことで頭がいっぱいで夜も眠れない時に、そのミスをしたおかげで、大事なことを学んだ、と思うのです。
自然災害が起きても、そのおかげで「地域で協力することの大切さを学んだ」、「人の暖かさを知った」と思うことができます。
また、ウイルスなど見えないものに対する恐怖があるときは、今回の経験のおかげで「普段から免疫力をアップさせる為に、11健康や食生活の大切さが分かった」とか、「家にいる時間が長いからこそ、家族といっぱい話ができた」と考えることもできます。
不安を癒すフラワーレメディ
不安を一時的に消すことで、楽になることはできますが、どうしても拭い去ることのできない不安もあるでしょう。
もともとも考え方のクセがあって、不安でいることが長年の習慣になっている人には、バッチフラワーレメディが、思考のクセを改善させてくれます。
とにかく不安で眠れない
不安で夜もなかなか眠れない、という時に、助けになるのは、以下の2つのフラワーレメディです。(お子様も大丈夫です)
ロック・ローズ
強い、恐怖からパニックを起こし、心臓がドキドキしたり、身体症状が現れたときに使われます。
悪夢を見たりなど、強い恐怖心から、眠れない時に効果的です。
インパチェンス
緊張したり、イライラして怒りっぽくなっている時、物事が思いどおりにいかないことへの焦りに対して使うことで、改善が見られます。
気が短かった人は、寛容になり、待つことが苦ではなくなります。
これらのレメディを飲み物に2〜4滴たらして、1日3回以上飲んでください。
不安の種類別に癒す
不安と一口に言っても、その原因によって、心の状態は様々です。
ここにあげるのは、それぞれの不安の種類に適したレメディになります。
対象がはっきりしているものに対する不安
ミムラス
病気、事故、病院、別れ、学校、暗い場所など、説明がつくものに対する不安、恐怖に対して使うことができます。
また、人前に出るのが苦手、内気で引っ込み思案な人が、このレメディを使うことで、不必要な恐れを感じなくなるでしょう。
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グルグル思考が止まらない
ホワイトチェストナット
グルグル思考には、まさにぴったりのレメディです。
マイナスなことが、頭から離れず、不眠になるなど、自分をコントロールできない状態の時に有効です。
対人恐怖症など、なんらかの恐怖症の人の助けにもなります。
身内のことが心配で落ち着かない
レッドチェストナット
家族などの身内や、友達の健康、病気、安全などが常に気がかりで、つい悪い方へと考えがちな場合、このレメディを使うことで、相手のことを信頼し、「大丈夫」だと思うことが出来るようになります。
つい過保護になってしまう時に、使うといいでしょう。
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まとめ
不安な状態をいつまでも継続させていると、心だけでなく、体も疲労を感じて、常に元気のない状態になってしまいます。
不安な原因がすぐに取り除けない時は、ここで紹介した方法を実践して、心が少しでも前向きに明るくなるようにすることが大切です。