人間関係の悩み

家族の絆って何?「鬼滅の刃」の累が求めた本物の絆とは

子供たちが休校期間中に、一緒になって鬼滅の刃をKindleで読みまくった、ますみんです。

 

今回は、その鬼滅の刃の中で、非常に興味深いストーリーがあったので、それを取り上げてみたいと思います。

そこから見えるのは、本物の家族の絆とは何か、ということです。

みなさんと一緒に、家族の絆について考えてみたいと思います。

 

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鬼滅の刃に出てくる家族の絆

「鬼滅の刃」のストーリーを簡単に説明すると、主人公の炭次郎(たんじろう)が、人間を食べる鬼たちを死に追いやるため、鬼殺隊(きさつたい)となって、仲間と一緒に戦う物語です。

炭次郎は、家族を鬼に殺されており、また最愛の妹、禰豆子(ねずこ)は鬼にされてしまいます。

彼は、妹を人間に戻す方法を見つけようと、厳しい鍛錬を積んで、鬼狩りとなるのです。

 

そもそもこの部分から、家族の絆がテーマと言ってもいいくらいですね。

 

炭次郎が、鬼と闘うシーンの中で、より家族の絆を読み手にバーンと打ち出している部分があります。

それが、「累(るい)」という鬼と戦うシーンです。

 

累が作った寄せ集めの家族

累は、十二鬼月(じゅうにきづき)という、最強の鬼の1人です。

鬼というのは本来、群れて活動することはないのですが、この累という鬼だけは、何故か家族と暮らしています。

 

実は家族と言っても、弱い鬼をバラバラに寄せ集めただけなので、言ってみれば偽物の家族です。

 

彼らをつないでいたのは、

「暴力」「恐怖」

でした。

 

累は、手から強靭な蜘蛛の糸を出して、自由にあやつることの出来る鬼なのですが、まさに、家族のことも、ある意味恐怖の糸でつなぎ止めていたと言えます。

弱い鬼たちにとっても、累の家族になれば、彼の持つ力によって、鬼狩りから身を守ることが出来ます。

 

しかし、そこには交換条件がありました。

 

一つは、累から守ってもらう代わりに、自分の顔を捨てて、累に似せた顔になること。

 

もう一つは、家族ごっこを演じること。

何も入っていない食器を並べて、おままごとのようなことまでしていました。(ちなみにこれはTVアニメのシーンのみで、漫画には出てきません)

 

そういうことが嫌で逃げ出したりすると、縛り付けられて日光に当てて殺されるのです。(鬼は日光で死んでしまいます)

 

何故、彼は、そこまでして、家族を作りたかったのでしょう?

そこには人間だった頃の過去が影響しています。

 

累の過去

人間だった頃の累は、1人で外に出られないくらい、とても病弱な子供でした。

そんなある日、無惨という、人間を鬼に変えることのできる、一番最初の鬼が現れ、身体の弱い累を鬼に変えます。

彼の両親は、人を喰らう鬼と化した息子のことを嘆き悲しみ、累を殺して、自分たちも一緒に死のうとします。

 

累は、その時思いました。

「子供を命がけで守るのが親なのに、どうして?」

と。

そして、結局累は、自分の両親を殺してしまうのです。

 

自分たちの絆は、偽物だった。

そう思い、ショックを受けたのです。

 

しかし、その直後、両親は、実は自分の罪を一緒に背負ってくれようとしていたこと、そして母親も、「丈夫な体に産んであげられなくてごめんね」、と言って死んだことを思い出します。

その時、彼は自分たち家族の絆は本物だったのに、自らの手で断ち切ってしまったということを理解するのです。

しかし、もう取り返しはつきません。

 

結局、これから鬼として生きていくには、親が悪かったと思うしかない、と自分に言い聞かせるしかなかったのです。

両親を殺してしまった事実を、幼い彼には、受け止めきれなかったんですね。

 

でも、やっぱり父と母が恋しい。

 

しかし、鬼になって次第に人間の時の記憶も薄れていき、自分の中に正体不明の虚しさだけが残っていくことになります。

それを埋めるかのように、偽の家族を作ったのです。

しかし、そんなことをしても満たされないのは明らかです。

何をやっても虚しさだけが残るのです。

実に哀しい話ですね。

(そもそも鬼は、皆、何かしらの哀しみを背負っているのですけど・・)

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本物の絆に嫉妬

本物の家族の絆が何だったのか、人間の時の記憶がほとんど残っていないため、累にはどうしても思い出せません。

恐怖の糸でしか、家族をつなぎとめることができない彼は、禰豆子(ねずこ)が命がけで炭次郎を守ったことで、いたく感激します。

それこそが、兄弟のあり方で、これが本物の絆だ!と感じます。

そして、禰豆子までも奪おうとするのです。

(絆が欲しいからと、他人の妹を奪おうというところが、短絡的です)

 

結局、累は、最後に首を切られて死ぬのですが、死ぬ間際になって、やっと、人間の時の記憶が戻ってきます。

本物の絆を、自らの手で、断ち切ってしまったことも。

 

「自分が欲しかった本物の絆」を、やっと思い出すことができたのです。

そして、初めて、両親を殺してしまったことを心から後悔し、謝りたかった、と自分の気持ちに素直になれるのです。

 

 

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絆をつくることは可能か?

家族の絆は、必ずしも血の繋がりによってできるものではありません。

それは、養子縁組によって、家族になっても、そこに幼少期の親子の深い愛情がちゃんとあれば、しっかりとした絆はできるものです。

家族でなくても、友人同士、恋人同士でも、ある程度は可能だと思います。

 

しかし、累のように、恐怖によって絆をつなごうとしても、無理なんですね。

 

つまり、人間関係において、恐怖とか、暴力が間にあると、そこに一方的な関係しかない、ということになります。

 

逆に、血のつながった家族であっても、形ばかりで、大切なものが欠けていることはよくあります。

 

絆、というのは、親から受けた愛情によって、無意識の深い部分に強く残っているものなのです。

きっと、累自身も、幼少期には、両親の愛情をたっぷりと受けて、愛されて育ったのでしょう。

しかし、鬼となり、人間の時の記憶がなくなっても、実は、潜在意識の奥底に、その記憶は残っていたはずです。

自分では思い出すことはできませんが。

 

彼は、それを思い出すために、無意識のうちに過去をやり直していたのかもしれません。

家族を作り、役割を与えて、記憶を取り戻そうとしていたのでしょう。

 

彼が求めていたのは、本物の家族の絆、つまり自分の本当のお父さんとお母さんなのです。

 

これだけでは絆は生まれない

もう一度、整理して考えてみます。

累のやり方では、何故絆はうまれないのでしょう?

執着する

「命をかけて、家族を守る」というのが、累の理想でした。

その部分は、ある意味、素晴らしいことでもあるのですが、しかし、そこにこだわりすぎてしまうことで、危険な方向へ行ってしまったんですね。

 

こだわることは、自分の中にルールを作ることです。

 

相手にそれを要求し、そして守れない者には、暴力をふるい、排除する、ここが大きな間違いですね。

 

これが、つまり、執着なのです

 

自分のルールに執着し、相手に執着もしていることになるです。

 

執着を持つということは、対象となるものを自分のものにしておきたいと思ったり、それだけでなく、思い通りにしたい、という欲望が働きます。

 

こういう人は、恋愛関係においても、自分をフった相手のことを、一生うらみ続けることをしてしまいがちです。

(気を付けましょう)

 

役割を果たす

子供は、親は、こうあるべきという考えのもとに、互いに役割を押し付けてしまうのも問題と言えます。

役割は押し付けることはできません。

 

例えば、自分が幼少期に、親がちゃんと養育してくれなかった場合などは、親が役割を果たしていないことになるでしょう。

しかし、実は、ここが難しいところなのですが、親も人間だということを忘れてはいけないのです。

 

人間だから、できないことも、わからないこともあるし、失敗もたくさんします。

親が悪いと相手を責めてばかりは出来ないものです。

 

また、親だって子供に対して、子供はこうすべき、ああすべきと押し付けることも無理なことです。

同様に、それが出来ないからと、子供を罰する権利は、親にはありません。

 

役割を果たすことは、生きていく上でもちろん、大事ですが、そこに一つ大切な何かが欠けてしまっていると、絆は生まれません。

役割を果たしているから責任は果たした、とだけ思って、目の前にいる人に向き合わず、気持ちがそっぽを向いてしまったら、あまりにも寂しいですよね。

 

それは、まさに、形だけ、ということになります。

 

一番身近な人のことを受け入れ、尊重し、愛情を与え、感謝する、という気持ちがないと、偽物のよそよそしい家族関係になる可能性が出てきます。

 

アニメの話に戻りますが、炭次郎が、累に向かって、

「恐怖でかんじがらめに縛りつけることを家族の絆とは言わない!」

「その根本的な心得違いをたださなければ、お前の欲しいものは手に入らないぞ!」

と叫んだ言葉が、全てを物語っていますね。

 

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まとめ

鬼滅の刃から、家族の絆について、考えてみました。

みなさんには、それぞれの考え方があると思いますので、一概にこれ、と定義できるものではないでしょう。

ただ、移り変わりの激しい時代の中で、一番身近な人との関係について、このタイミングでよく考えてみるのもいいかもしれませんね。

 

 

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