英語がペラペラになりたい!
というと、いかにも英会話教室の宣伝に使われそうな文句ですが、実際多くの日本人は、英語がペラペラになりたいと、思っているのではないでしょうか?
何を隠そう、私がそうで、ペラペラになって、しかもアメリカのドラマや映画も全部聞き取れるようになりたい!と、ず~っと思っていました。
ただの憧れなんですが、それでもとにかく、そうなりたいんです!!
私のような40代の子育て主婦が、英検準一級を目指して取り組んだ勉強法、特に、子育て主婦ならではのメリットを生かした方法などについてご紹介します。
目次
英検準一級の難しさ
まず、英検準一級は、かなり難しい試験です。
大学中級レベルという話ですが、いやいや、そんなものではないでしょう。
10年以上前に受けたTOEICが800点台前半だったのですが、それでは太刀打ち出来ないレベルと言っても過言ではありません。
準一級に合格したら、CNNもほぼ聞き取れるようになったり、海外での生活も支障ない程度だと、思います。
二級までは順調に取得してきた人も、準一級となると、急にレベルの高さを実感する人が多いものです。
それは、会場に入ったとたんわかります。
会場には、他の級の受験者もいるので、周りはみんな制服姿の中学生や高校生が目につきます。
なので、40代の自分がちょっと浮いてる感じがします。
ところが、
準一級の教室に入った途端、ホッとしたのを覚えています。
なぜなら、明らかに平均年齢が高いから。
これは、たまたま私の住んでいる地域の特性かもしれません。
東京のような大都会だと、海外経験の豊富な中高生の割合が高そうなので、10代の学生が多いかもしれません。
この辺に限って言えば、他の級の制服率に比べたら、明らかに学生が少なそうという面で、難しいというふうに、私は捉えています。
20代で2回受けるも不合格
私は、社会人になった20代の時に、2回受検しています。
その時は一応参考書を1冊だけ買って、試験に臨んだのですが、まったく歯が立たなかったのを覚えています。
何が一番難しいか?
単語です。
高校までに習った単語は、ほとんど出てきません。
当時のTOEICの点数はせいぜい600点台後半だったので、その程度で準一級を受けるというのは、そもそも無謀ですね。
TOEICの勉強と英検の勉強は、私にとっては全く別モノという印象でした。
実際に20代で英検を2回受けましたが、見事に不合格です。
そこで、「私には歯が立たない」と思って、それ以上英検の勉強をすることをやめていました。
40代で子育てしながら再チャレンジし1次は合格
<準一級を受けることに決めた理由>
40代半ばに差し掛かり、それまで、英語は好きでCNNを聞いたり、英語の簡単な本を読むことはしていましたが、まだまだ私の理想にはほど遠い状態でした。
その理想というのは、もちろん
「英語をペラペラ話せて、ネイティブの英語が聞き取れる」
という状態です。
他にも理由はあります。
・小学校でも英語の時間が多くなっているので、母親の私が英語の勉強に励んでいたら、子供たちももっと英語を真剣に勉強するかもしれないから
・小学生の娘が英検を受けることになったので、一緒に勉強できると思ったから
・英語を使った仕事を探そうとした際に、もっとレベルが高くないと就職先がないという現実がわかったから
・のんびりと勉強を続けていては、いつまでたっても身に着かないから
というわけで、再度、準一級にチャレンジすることに決めました。
それが、2017年の夏頃です。
1次試験を受けたのは、翌年の2018年1月でした。
やはり、非常に難しく、単語も長文読解も半分程度で、英作文に至っては、問題の意図を読み違えて、ちんぷんかんぷんな内容になり、しかも時間が足りませんでした。
リスニングだけは、良かったのですが、結果は不合格。
そこで、単語の参考書を買い足して、単語と英作文中心に勉強をして、この年2回目のチャレンジで、やっと1次合格となったのです。
なんと、通算4回も試験を受けたことになりますね~
つぎ込んだお金も結構なものです。(英検協会にめちゃめちゃ貢献していますよ)
次からは私が使った参考書を紹介していきます。
英検準一級おすすめ勉強法
1次試験対策で、使用した参考書や、参考書以外の勉強法を紹介してきましょう。
英単語
まずは英単語をしっかりと頭に叩き込んでおくことです。
準一級に出やすい単語を覚えると、CNNのニュースや、映画などに覚えた単語が頻繁に出てくるのが実感としてわかります。
「英検準一級の英単語なんて、ほとんど使わない単語じゃないの?」
と思っていた私は、ニュースなどで、次々に覚えた単語が出てくるのを聞いて、結構嬉しくなったのを覚えています。
1冊やって、更に2冊目、余裕があれば3冊目といくと、より完璧なんですよね。
上の単語帳だけだと、熟語の数が少ないので、下記の本も買って、熟語も覚えるようにしました。
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長文読解対策
私は普段から趣味でペンギンリーダーズの本を取り寄せては読んでいたのですが、やはりもっと論理的な長文を理解できなくてはいけないと思いました。
そこで、とったのが以下の方法です。
英字新聞
たまたまネイティブのママ友がいて、彼女からのアドバイスが、「英字新聞を読む」ということでした。
別に毎日買って読む必要はないので、1回買えば、どうぜ全部理解するのに時間がかかるので、1つで十分です。
新聞では論理的な言い回しや、試験に出てくるような単語も頻繁に使われていますので、覚えた単語を頭に定着させる意味でも良かったです。
参考書
もちろん、参考書でも問題を解いておくことは必要です。
この本は、主に長文読解対策で使いました。
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参考図書
実は、4回目の受験の前に買った本があるのですが、これが私にとっては目からウロコと言ってもいいくらい、今までの常識を覆すような勉強法について書いてあったのです。
それがこちら。
主に「瞬間記憶」のやり方について書いてある本です。
今まで単語の勉強は、ひたすら書いて覚えようとして、でも結局覚えられなかった、ということが多かったのですが、この本では目で見て覚えることで、単語を記憶するやり方を説いています。
その他にも、「辞書は引かない」など、学校で先生から教わってきた勉強法とは全然違うやり方が載っていて、読んでいて「なるほどな~」と思わせる本でした。
確かに、この本の方法を使うと、単語がどんどん覚えられます(笑)
単語を覚えると、結果として長文も読めるようになりますしね。
子育て主婦ならではのメリットをいかす
あなたが子育て中で、それを勉強のデメリットに感じているなら、大きな間違いです。
なぜなら、英語の得意なママ友は、周りにたくさんいることに気づいていないからです。
ママ友の中には、留学経験者、英語を使って仕事をしていた、など、英語が得意な人って結構いるものなんです。
私の場合、ライティングが苦手だったので、海外で生まれ育ったというママ友にお願いして、ライティングの特訓をしてもらいました。
最初のうちは、参考書を買って、自分で問題を解いて、次に模範解答をノートに写すことを繰り返していましたが、やはり、ライティングの練習は、添削してもらうのが一番です。
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この本の問題を使いながら、自分の回答を渡し、数日後に添削して返してもらう、ということを何度か繰り返しました。
添削をお願いして、よく指摘されたのは、問題の意図するところとは、ずれた文章を書いてることや、論理的な文章の構成を理解していない、という部分でした。
自分の弱点が客観的に把握できたのです。
こんな感じで、子育て中ならではのメリットを生かして、英語の得意なママ友に添削をお願いしてもらうのもアリだと思います。
ママ友といえども、本来ならちゃんとお礼をすべきですが、今回は好意でやってくれたので、感謝の気持ちを伝えて、試験の結果をきちんと伝えるのを忘れないようにしました。
英検準一級2次試験、その結果は
実は、1次を通った余裕からか、気が抜けて、2次の面接に落ちてしまいました(泣)
5人に4人は受かるという情報に流されて、真剣に対策を取らなかったのが裏目に出たと言えます。
1次試験合格者はあと3回、1次免除で面接を受けられると思うと、どうしても気を抜いてしまいがちです。
でも、毎回6,900円を払い続けることを考えると、早めに合格しておくべきです。
→その後、2回目の面接で、無事合格を勝ち取りました!
こちらは私が使用した2冊の参考書になります。
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2冊目の英検準1級面接大特訓の方が、例題だけではなく、日常生活、ビジネスなどの各シチュエーションごとに使えそうな例文がたくさん載っています。
実は、1回目の面接で落ちた理由の一つに、面接官の質問の意味が理解できなかった、というのがありました。
そのためにも、この本の後半は想定される質問が山ほど載っているので、それに対する答え方を練習するのにちょうど良いと思います。
買ってよかったと思える本です。
面接も、出来れば英語の出来るママ友にお願いして、練習に付き合ってもらった方がいいでしょう。
それとは別に、自分の回答を録音して、聞き返してみることです。
私もやってみたのですが、あまりの自分の英語の抑揚のなさに愕然としました。
自分では、思い切り抑揚をつけて発音も良い感じでしゃべっていると思い込んでいたのですが、ただの思い込みだったと気づかされました。
まとめ
英検準一級は、きちんと勉強しないと合格は難しい試験です。
私のように、子育てしながらでも、スキマ時間を見つけて勉強して合格したことで、自分に自信もついたし、英語力は確実に伸びました。
やっただけの効果はありますので、ぜひ諦めないで、頑張ってください。
合格を祈っています。