子育て

子供が言うことを聞かないと嘆く前に、子供は言うことは聞かないものと思う

いつもいつもいうことを聞いてくれない我が子に、イライラしてる毎日。

もっと楽しく子育てって、できないものか、と悩んでいる人は多いかもしれません。

子供がいうことを聞くようになるには、どうしたらいいのでしょう?

 

子供は言うことを聞かないものと思う

そもそも、子供なんて、親の言うことは聞かないものです。

まずは、そう思うことで、全然気持ちが軽くなるし、イライラする場面も激減することでしょう。

親だって、自分の親の言うことを聞いてきたかどうか、考えてみると、聞かなかった、と言う人がほとんどだと思います。

例え、聞いた、と言う人でも、おそらく、心の中では、本当は聞きたくないけど、聞かないと、怒られるから、ということで従ってきたのではないでしょうか。

子供なんて親の言うことは聞かないもの、とまずは思いましょう。

その上で、どうしても言うことを聞いて欲しいような場面が来たときに、どんな言葉を使ったらいいのか、ダメなパターンも交えて紹介していきます。

 

なぜ言うことを聞かないのか?

子供に、やって欲しくないことを伝えるときに、無意識にやってしまって、逆効果のことがあります。

年齢にあった言い方をしていない

1〜2才の子供に対して、まだ理解できない言葉を使っては、全然伝わらないものです。

以前、遭遇した場面ですが、ある施設の中から、勝手に外に出ようとしている2才くらいの男の子に「まだ出ちゃダメ!先に出たらダメって言ってるでしょ!なんでわかんないの!」としきりに遠くから声を出しているお母さんがいました。

その男の子はと言うと、外に出たくて、ニコニコしながら、出ていこうとしているのです。

2才くらいの男の子だと、多分先に出るなと言われても、さっぱり分からないので、通じていなかったんだと思います。

怒ったって、伝わるわけじゃないですしね。

 

子供を傷つける言葉使い

よく、スーパーなどのお店で聞こえてくる言葉が「ね〜やめて!!」と言うお母さんの言葉です。

おそらく、商品に触ったりしてるのを触ったらダメ、と言うのを何度か繰り返して、最後には、「やめて!」と言う言葉が出てしまうパターンですね。

これ、周りで聞いてる方も、いたたまれなくなるんですよ。

つい言っちゃう気持ちも、よ〜くわかります。

自分があなたのせいで、迷惑してるんだから、やめてくれない?みたいな感情が思い切り出ているように感じるんです。

相手が子供でも、結構傷つくと思います。

 

ダメダメダメ

立っていたら「立たない!」、騒いだら「騒がない!」、触ったら「触らない!」と、言うのは、いわゆる、「否定形」を使った言い方ですが、実はこれは全く効果なしなんです。

人間の脳は、「〇〇したらダメ」という、否定形を理解できない作りになっているそうなんです。

ダメと言われると、やってしまいたくなるんです。

芝生に入ったらダメと言うと、頭の中で「芝生に入る」ことが消えなくなってしまい、今度は入りたくて仕方がなくなるんですね。

ダメの代わりになるような、「立ったら後ろの人が見えないよ」とか「騒いだら迷惑だよ」など、理由を言って、やめさせるように仕向けることにするといいでしょう。

 

なぜ?は苦しめる言葉

「なんでこんなことするの?」「どうして分からないの?」というような、「なぜ?」「どうして?」というのは、カウンセリングの業界では有名なんですが「相手を追い詰める言葉」なんです。

なぜ(Why)は、問い詰めて、追い詰めることになるので、聞かれた方は、苦しくなるんですね。

子供の場合だって、いちいち、なぜ、どうして、と毎回のように言われたら、苦しくなってしまいます。

そこで、何か言おうものなら、言い訳、とも捉えられますので、親としては、問い詰めたら、苦しいだけで、意味のないこと、と思うようにしましょう。

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どうしても言うことを聞いてくれない時の対処法

以上のことから、子供は言うことを聞かないもの、聞いて欲しい時はこんな言葉はNGというのは、わかったけど、どうしても言うことを聞いて欲しいときに使えるワザを書きます。

 

どうしたいのかを聞く

一方的に、こうしろああしろ、では、伝わらないことが多いので、ひとまず、自分の一方的な気持ちは置いておいて、子供に、どうしたいのか、どうしたかったのか、ということを聞いてみるのも、一つの手です。

3才頃になれば、自分のやりたいことを、ある程度説明できるようになりますので、まず聞いてあげるといいでしょう。

その方が、実は、親としても楽なんです。

子供がこうしたかったけど、危ないのは知らなかった、とか、迷惑だとは思っていなかった、というのがわかれば、一緒に、次どうしたらいいのかを考えてあげられます。

子供も、自分で、何がよくて、何が悪いのか、考えて次の行動を決めることができるので、親も子も、納得がいく形になることでしょう。

 

怒るべきことかそうじゃないかを考えてみる

親の方でも、なんでもさせないのではなく、怒ったり注意しなくても良いことは、自由にさせてあげるのがいいと思います。

子供は、本来、伸び伸びと、自由に動きたいものです。

いろいろなことに挑戦して、失敗して、学んでいくのですから、親は見守っているだけで十分でしょう。

こっちが何か言う前に、これは怒ってまで言うことを聞かせるべきことか、それとも、放っておいていいのか、と言うことを、一旦考えてみるのです。

そうすると、瞬間的に、子供に感情的に言ってしまうことをある程度防げるようになります。

 

まとめ

言うことをきかせようと思っても、まず、上手くいかないのが当たり前なんです。

子供は、そう言う生き物だと思っていいと思います。

どうでもいいことには、怒らない、怒るべきポイントだけに絞って、あとは、自由にのびのび成長していくのを見守っていくといいでしょう。

 

 

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