子育て

神経質な子供で育児に疲れる・・ママが楽になる方法

子供が神経質だと、一緒にいるママが大変なんですよね。

何を隠そう私も本当に苦労しました。

でも、子供の方がもっと大変だったりします。

神経質な子供は、周囲の状況が変わると敏感に感じ取ってしまいやすく、また、かんしゃく起こしやすいので、疲れちゃいます。

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「うちの子はどうして、いつもこうなんだろう?」

と、子供が、かんしゃくを起こすたびにそう思って、つい子供にあたってしまい、後で落ち込んだり。

子供も親も楽になって、少しずつ親子のコミュニケーションがスムーズになる方法がありますので、ご紹介していきます。

神経質な子供の特徴

神経質な子供の特徴と、それぞれの対応の仕方をあげていきましょう。

人見知り場所見知り

自分の子供が人見知りや場所見知りが激しい場合、以下のような傾向が見られる事が多いようです。

・赤ちゃんの頃からママ以外の人に抱っこされると激しく泣く
・音に敏感でなかなか寝ない
・ママのそばを離れない
・初めての場所に行くと落ち着かない
・他の子供と遊ぼうとしない

などです。

 

私の長女もかなりの神経質な子供でした。

人見知りが激しく、私にべったりでした。

外出している時には、誰かが「かわいいですね」なんて顔を覗こうものなら、途端に泣きそうな顔になります。

すると、相手が「あら、ごめんなさい」なんて謝ってくれたりして。

「せっかく親切に話しかけてくれたのに、悪かったな・・」、と恐縮してしまいます。

近所を散歩している時も、特に男の人とすれ違うだけでも、私の足の後ろ側にぱっと隠れてしまうほどです。

人見知りは成長とともに次第に良くなっていくことも多いですが、その時は、どうしたものかと私も悩みました。

子育て広場のようなところに行っても、自分と娘と2人っきりで遊ぶし、いったい何のためにここに来ているのか、と思ったほどです。

唯一の友達が出来たことが救い

2歳頃になって、ようやく子育てサークルで友達が出来たのです。

その子は男の子だったのですが、優しくて、意地悪なことをせず、仲良く遊んでくれたので、娘も安心して心を許せたようです。

たった一人の友達でしたが、家族以外の人と親しくなるには、まず1対1で付き合えるような、気の合う友達が必要だったのだと思います。

そこから、娘はゆっくりですが、他の友達とも関わるようになってきました。

身内の力を借りる

親戚などの身内の力を借りる方法もあります。

例えば、おじいちゃんおばあちゃんの家に行く機会を増やす、年齢が近い従妹たちと遊ばせる、などです。

アカの他人と違って、相手は身内ですから、自分の子供が人見知りしても理解してくれるでしょうし、頻繁に会って、かわいがってくれれば、安心して笑顔を見せるようにもなることでしょう。

急に刺激を与えすぎない

また、親としては大きなテーマパークのような場所に連れて行きたいと思う時期があるかもしれません。

気持ちはわかりますが、神経質な子供は、初めての場所で、しかも刺激が多すぎて知らない人もたくさんいる場所は恐怖に感じることもあるようですので、急にそのような場所に連れていくことはしない方が良いかもしれませんね。

小さな遊園地のようなところから徐々に慣らして行く方がいいでしょう。

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こだわりが強くてかんしゃく持ち

こだわりが強いというのは、

・この服じゃなきゃ嫌だと、いつも同じ服を着たがる
・他人に何かをされるのを極端に嫌がる
・いつも同じ場所にあるものが移動してあるのが許せない
・何かをするのに同じ手順を踏むことにこだわる

などの特徴があります。

どうしていつもこの服しか着ないんだろう、と思って、汚れたからと他のを着せようとすると、途端にかんしゃくを起して大変なことになり、困ってしまうこともあるようです。

子供は単に「こうしたい」、「これじゃなきゃ気持ち悪い」、「こうすると安心する」という思いでいるだけなのに、大人から見ると、時間がかかる、どうでもいいこと、かっこ悪い、と思ってしまったりします。

ここで、大人の考えを押し付けて、言うことを聞かせようとすると、逆効果になります。

子供はさらにかたくなに自分の世界にこだわることにますます執着し、時には泣きわめいておさまりがつかなくなるなど、誰ともコミュニケーションを取ろうとしなくなるので、親も辛くなる一方です。

気持ちを受け止める

こんな子供に対しては、気持ちを受け止めてあげることが大切です。

子供は、信頼する大人に自分の気持ちをわかってもらえると、自分に自信が生まれてきます。

例えば、子供が几帳面におもちゃを決まった順番に並べることにこだわっていたとしたら、「そっか、こういう風に並べたかったんだね。これだとわかりやすいね」と言ってあげます。

または、好きな服があって毎日のようにそれを着たがるという時、「それ好きだもんね。それを着ると安心するよね。でも、袖のところが汚れてきているけど、お洗濯はいつ頃したらいいかな?」と、同調した上で、判断を子供に任せるという具合です。

子供にとっては、自分のしていることが決して間違ってはいない、お母さんに認めてもらっている、という嬉しい気持ちを感じることになります。

その後から、大人の都合もあることを持ち出し、2人で相談したり、子供に決めさせるなど、話し合いが出来るところまで持っていくようにしましょう。

神経質でこだわりが強いというのは、欠点とばかりとらえられがちですが、集中力がある証拠でもあります。

手先の器用な子も多いので、良いところを伸ばすために、まず、認めて、自信をつける方向に持っていくことを意識してみるといいでしょう。

ただ、あまり子供に合わせてばかりで疲れることもあると思います。

次からは、親がもっと楽に、神経質な子供と関わっていくための方法を紹介していきます。

 

神経質な子供を持つママのストレス発散法

その場その場で対処を行ったとしても、神経質な子供を育てることによるストレスも溜まったりします。

ストレスを軽くしていくにはどうしたらいいでしょう?

子育て広場などで気持ちを吐き出す

神経質でこだわりが強い子供に付き合っていると、お母さんは子供に合わせてばかりで、辛くなりますよね。

そんな時は、思い切って、そのことを誰かに打ち明けてみてください。

保健センターの保健士さんは、いつでも電話や訪問によって相談にのってくれます。

または、子育て広場にも思い切って行ってみて、たとえ子供が他の子供と仲良く遊べなくても、そこで知り合ったお母さんに、なんとなく「うちの子、神経質で、扱いにいつも困っているんです」と言ってみてはどうでしょうか。

同じような悩みを抱えているお母さんは、意外にも結構いるものです。

そこで、うちでは、こうだとか、こういう対応をしている、などいろいろな話を聞くことで、気持ちが軽くなったり、アドバイスしてもらったりということがあるかもしれません。

孤独になりがちな子育てですから、悩みはとにかくため込まずに吐き出す、これって、意外と重要だったりするんですよ。

特に女性の場合は、男性と違って、おしゃべりが一番のストレス発散になるという人は多いですし、どんどん悩みを聞いてもらって、気持ちが楽になるようにしましょう。

 

子供の事をしめつけていないか見直してみる

生まれつきの性格って、結構あるとは思いますが、親が神経質な性格だと、子供も神経質になったり、ということは多少なりともあるようです。

子供は本来自分のやりたいように自由に行動したがるもの。

自由に行動するというのは、必ずしも、外を駆け回るようなことを好むことばかりではなく、一人でお人形ごっこをして遊ぶのがとにかく好きだったり、子供によって全然違うものです。

人見知りで家族とだけ遊んでいたいという思う子は、1日中でも親とだけ遊ぶのが好きで、その方が安心することも。

それを、周りの人が、人見知りな子だからどんどん外に連れ出しなさい、というアドバイスに従って、親が頑張ってそうしていても、なかなか他人と関わろうとしないわが子にいら立ちを覚えることもあるでしょう。

中には、その方法で次第に慣れていく子もいますが、人見知りが激しい子は、かえって逆効果になって泣きわめいたり、その対応で親がへとへとになるなど、困難を極めることもあります。

家に閉じこもってばかりは辛いので、あくまでも親が無理に押し付けるのではなく、子供のペースに合わせることを忘れずに。

公園に行って、他の子供と遊ぶことを嫌がったら、その場は諦めて自分がひたすら相手をしてあげることが大切です。

私もそうでしたが、他の子供たちは子供同士で楽しそうに遊んでいて、その横でお母さんたちはおしゃべりを楽しんでいる光景を横目で見ながら、わが子と2人だけで遊ぶののに、うんざりすることもありました。

しかし、そんなふうに子供と公園で遊ぶのなんて、ほんの少しの期間だし、後で振り返ってみると、しっかりと子供に向き合っていた自分のことを誇りに思えるようになるはずです!

 

スキンシップを多く取り入れる

よく、産まれたばかりの赤ちゃんは、抱っこして心臓の音を聞かせるとよく寝ると言われています。

確かにおっぱいを飲ませながらとか、抱っこしてゆらゆらさせているとすぐに寝てくれたりするものです。

実は、うちの子は、私や夫が仰向けになって横になり、胸やお腹の上にうつぶせにして寝かせるとよく寝てくれました。

この方法は、「シアーズ博士夫妻のベビーブック」という本でも紹介されていた方法で、特に感受性の強い赤ちゃんの対応の仕方として載っています。

特に神経質でなかなか寝ない赤ちゃんには効果的な方法だそうです。


新編 シアーズ博士夫妻のベビーブック

寝かせる側も、立ってずっと抱っこしているよりは、少しの間だけでも横になれるので、とっても楽チンですよね。

この時注意しなければならないのは、赤ちゃんの顔は横に向けて、寝入ったらそっとベッドなどに下ろして寝かせるようにしてください。

 

子供がある程度大きくなってからも、意識してスキンシップを心がけるようにしましょう。

神経質な子は、とにかく不安で何か新しいことをするのを毎回嫌がったり、あるいは、過去の嫌なことをいつまでも引きずってしまったり、という面があります。

幼稚園のプレに通い始めたり、プールなどの習い事を始めるなどは、本人にとって未知の世界で、必ずと言っていいほど拒絶反応を示す場面です。

初日は当然緊張しますから、帰ってきてからわがままを言ったり、疲れているはずなのになかなか昼寝をしなかったり、こっちだって疲れてへとへとなのに、全然休ませてくれないことがあります。

おそらく、子供自身が初めての経験をした後は、気持ちが高ぶった状態がしばらく続くのでしょう。

そんな時は、やさしく抱き寄せてあげ、「今日はどうだった?疲れちゃったかな?」と言いながら背中をなでてあげることで、気持ちが落ち着いてきます。

出来なかったことを責めずに、少しでも出来たことを言ってあげることで、自信もついてきます。

お母さん自身も、子供とのスキンシップは、愛情ホルモンを出させるので、リラックス効果もあり、ストレスが軽減されるので、ぜひ意識して行うようにしましょう。

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かんしゃくには昔ながらの対処法を試す

昔から、疳の虫(かんのむし)を改善させるのに良いと言われている方法がありますので、代表的なものを2つご紹介しましょう。

小児はり

子供の癇癪(かんしゃく)を抑える方法として小児はりという治療法があります。

小児はりは、昔から夜泣きや、疳の虫(かんのむし)に効果があると言われており、主に大阪地方で広まったものです。

はりと言っても、実際にはりを使うわけではありません。

小児はりで使うのは、突起のついたスタンプのようなもので軽く皮膚の表面をポンポンと押したり、でこぼこしたローラーでなでなでしたり、または手で軽く背中をさすったり、とちょっとしたマッサージのようなイメージです。

もちろん、全然痛みはありませんので、生後1か月くらいから行ってもいいようです。

実は私も、自分の子供を連れて行ったことがあります。

おそらく1歳前後だったと思うのですが、ネットで近所の鍼灸院を調べて、女性の先生のところに行ってきました。

その先生は、自宅で治療院を開いており、女性専用で、一見アロマテラピーを行っているようなそんなやわらかい雰囲気のお部屋に通されました。

最初の問診で、子供の性格について聞かれ、その話を聞いている途中から、先生が子供の背中の下の方(腰に近い当たり)や、首の後ろ側を服の上からやさしく撫でてくれました。

娘は、いきなり知らない人に体を触られるのを嫌がるのですが、私に抱っこされたままで、しかもただ撫でられていただけだったので、リラックスしていたようです。

時間は10分ほどでしたが、特別な器具を使うこともなく、ただ、話しながら背中の方を撫でてくれて、家でも同じようにするといいですよ、と教えてくれ、最後に絵本を読んで、終わりとなりました。

大人でもそうですが、首の後ろ側って、緊張すると固くなってこったりしますが、子供も一緒みたいです。

お母さんの手でやさしく首や背中を撫でてあげるだけで、子供は緊張が取れて、落ち着くんですよね。

うちでは、寝る前になでてあげると、寝つきが良くなり、夜泣きも減った気がしました。

自宅では、スプーンを使ってさする方法もあるそうなので、気になった方は、ネットで検索してみるといいと思います。

子供の症状によって、1~2回で終わったり、もう少し長く通ったり、と様々ですが、一度試してみてはいかがでしょうか。

 

さて同じく、疳の虫に効くと言われている、有名なものがありますよね。

それが、次にご紹介するこれです。

 

宇津救命丸

この薬の名前を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。

赤ちゃんの夜泣きや、疳の虫にいいという漢方です。

ただ、子供によっては、苦いと感じるので、効果を感じるまで工夫しながら飲ませ続けるのは、正直、かなり困難です。

 

実は、娘が1歳の頃に、何故か1日中泣いてばかりで大変だったので、義母に電話で相談したところ勧められたのがこれでした。

試せるものは何でも試してみようと思い、早速買って来て、ヨーグルトに混ぜて飲ませました。

2粒くらいはすんなり飲み込んでくれたのですが、薬自体がしばらく舐めるとかなり苦くなってくるので、それ以降はべーと出してしまいます。

もっと、赤ちゃんの頃だったら上手く飲ませ続けられたのかもしれませんが、ヨーグルトで失敗してからは、しばらくは警戒してヨーグルトそのものさえ食べてはくれなくなりました(-_-;)

私はうまく出来ませんでしたが、お茶などで上手に飲ませられるのでしたら、試してみるといいかもしれません。

まとめ

神経質で人見知りが激しい子には、身近な人との信頼関係から築いていく方法、かんしゃくには、同調して付き合ったり、小児はり、宇津救命丸を試してみるという方法があります。

お母さん自身も、子供とのスキンシップを楽しんだり、悩みを誰かに打ち明けることで、楽になることが出来ます。

一つの方法ではなかなか無理なこともあると思いますので、いろいろな方法を出来る限り試して行って、子供との時間を楽しめるようになるといいですね。

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