子供に人気の習い事の一つに、英語があります。
他の習い事もそうですが、子供自身が興味を持ってくれないと、なかなか身に着かなくて、親はイライラしてしまいますよね。
英語と言えば、日本から海外に留学する人の数がここ数年減っているそうですよね。
最近は、アジア圏の英語教育熱がすごいので、日本人はますます世界から取り残されてしまいそうな勢いです。
現に、私が10数年前にイギリスに留学した時にはすでに、中国からの留学生がたくさんいて、日本人なんて少数派でした。
しかも、中国人の英語のレベルがかなり高いのです!
でも日本人だってまだまだ負けてはいられません!
というわけで、我が家でも、英語教育に関心を持って取り組んで来ましたので、参考までにご紹介したいと思います。
英語教材
わが家で使用した教材は、ベネッセのWorld Wide Kidsです。
ディズニーの方と迷ったのですが、値段が多少安かったのと、キャラクターが可愛いのでこちらにしました(^^;)
まあ、良かったです。
何が良かったか?
「子供が英語に親しめた」
以上・・・
その程度、ですが、もしかしたら、それで十分なのかもしれません。
英語に対しての抵抗感をなくす、というのも目的に一つだったので、それに関しては、効果はありました。
こういう教材って、子供が自ら興味を持って、勝手に一人でどんどん教材で遊ぶようでしたら、かなり効果はあるでしょう。
しかし、うちの子が興味を示したのは、主にDVDでした。
DVDは毎日のように、特に気に入ったものは何度でも見てはいましたよ。
なんとなく、英語の歌とか、フレーズとか、めちゃくちゃでも口に出して言ったりもしていました。
英語を身につけるには、まず、たくさん英語を聞くことが大切だと思っていたので、その点では良かったと思います。
DVDは飽きないような構成で、楽しく、かつ長すぎないので、小さな子どもでも集中して見ていてくれるので、その間に家事が出来ます(笑)
DVDの次に興味を示したのが、サウンドプレイボードという教材です。
これは、カードをセットして、絵の描いてある部分を押すと単語の発音が聞けたり、物の名前を当てるゲームが出来たり、歌が流れたりと、いろいろ楽しめるものです。
カードもかなりの数が届きました。(全部は消化できませんでしたけど)
この教材の良かったところは、子供が一人でも遊べることです。
特に、うちの場合は、下の子用に購入したものでしたが、上の子も一緒になって遊んでくれたので、親が手を貸さずとも、楽しく遊べたことです。
繰り返すことで、簡単な単語は頭に入っていたようです。
他のものでは、CDは、セットするのが面倒で、ほとんど使いませんでした。
英語の絵本も何冊か届きましたが、子供が気に入ったものは、読むようにせがまれたのですが、気に入らないものは、ほとんど開くことなく終わりました。
こういう英語教材は、子供が人一倍興味を持つか、親がしっかりついて一緒に進めていくことが出来るかが、重要なポイントだと思います。
たとえその見込みがなくても、子供にとって英語に親しむ環境を作ることが目的であれば、十分活用できるでしょう。
あまり期待しすぎると、お金の無駄だった、と思うだけになってしまいますからね。
英語教室
習い事を何かさせようかと思った時に、私が子供にやらせてみたかったのが、英語教室に通うことでした。
英語リトミック
まず、長女の時に、お友達が、「英語リトミック」というのに通っていたので、そこに通うことにしました。
リトミックも、幼児に人気の習い事ですが、さらに外国人の先生が英語も教えてくれるとなると、まさに「一石二鳥」です。
その教室は、外国人の先生と、ピアノの先生が組んで教えてくれるという、なんとも贅沢なものだったのです。
主に入園前の子供と幼稚園年少くらいの子供が対象でしたので、ピアノの先生が弾く曲に合わせて体を動かしたり、時々外国人の先生が、動物や色などの簡単な英語の発音を教えたり、英語の歌を歌ったり、英語の絵本を読んでくれたりという、子供にとっても楽しいものでした。
良かった点
・外国人の先生そのものに慣れることと、生の英語に触れることが出来た。
・ハロウィンやクリスマスのイベントが楽しかった。
1年くらい通っただけなので、これくらいでしょうか。
公文の英語
その後、長女は小2になって、公文の英語を始めました。
これも、お友達が先にやっていたので、何も習い事をしていなかった長女が、自分でやりたいと言い出したのです。
公文の英語の良いところは、e-ペンシルでちゃんと発音が聞けて、真面目にやれば、しっかりと読めて書けるようになることでしょう。
中学に入る前に、英文法の知識が身に着くので、英検5級の受検から始まって、6年生までに3級を取得してしまう子もいるほどです。
中学校に入ってから、抵抗なく英語を学べる点は、とても良いと思います。
ただし、うちの子がそうなのですが、先ほど触れたe-ペンシルを活用しないで、宿題をただ書いていくだけでは、リスニングが身に着かないということです。
リスニングは英検でも出てくるので、さすがにテストの前は先生に言われて、リスニングを重点的にやらされていました。
それだけでは不安だったので、私が考えたのが「ママも英検を受ける」ことです。
英検と言っても、2級までは大学生の時に取ったので、その上の準1級を受けることにして、ママが勉強している姿を見せれば子供もやる気になる作戦を実行してみました。
・40代子育て主婦が英検準一級に再チャレンジ!その勉強法とは
私が、準1級の単語帳を必死になって覚えていたら、「5級の単語帳を買って欲しい」と言い出したのです!
「お!やる気になったな」と内心喜びましたよ。
そのおかげで、小5の時に、なんとか5級をとることが出来ました。(公文をやっている子の中では、かなり遅い方ですが)
幼児のプレイグループ
次女の時には、英語リトミックがなくなってしまったので(外国人の先生がアメリカに行ってしまったため)、近所にあった、未就園児対象のプレイグループに通うことにしました。
ここは、外国人の先生と、その奥さんの日本人の先生が2人でやっていて、ワンコイン(500円)/回で、入会金なし、自由参加の気楽なものでした。
英語を身につけさせるというよりは、私はお友達とそこに行くことで気分転換にもなったし、やはり英語の歌を覚えたり、外国人の先生に慣れるという意味で行かせていました。
実際に、とても楽しめて、子供も歌に合わせて体を動かしたりするのが大好きで、毎週楽しみに通っていたのです。
幼稚園に入ってからは、同じ先生が開いている英語教室の方に切り替えて、そこに通うことにしました。
そこは、月謝が7千円で、1年ごとにテキストが変わって(3千円くらい)、そのテキストに沿って英語を教えてくれるところです。
その教室が良いのは、プレイグループの延長のような感じで、座って勉強というよりも、体を動かしながら自然に英語を身につけていくというものでした。
同時に発音(フォニックス)も徐々にしっかりと教えてくれて、小学生になる頃には、一人で英語の簡単な本が読める(発音が出来る)ようになるのです。
しかも、年に1回、スピーチコンテストを開いていて、年少さんから参加して、名前を言ったり、好きな食べ物についてステージの上で話す機会があるのです。
そんな小さいうちから、大勢の生徒さんや家族の前で、一人でしかも英語で話すなんて、出来るのか?と心配でしたが、うちの子を含め、みんな堂々と話していました。
公文と違うところは、たくさん聞いたり話したりする中で、文法も自然に身につけさせていくイメージなのだと思います。
どちらもそれぞれに良い点はあると思いますよ。
続けていると外国に興味を持つようになる
比較的幼少期から英語に触れる機会を多く作ることは、それだけで英語が身に着くわけではなかったです。
もちろん、親がもっと真剣に教えてあげれば違ったのでしょうけど・・
ただ言えるのは、長女は4年生くらいから、「美女と野獣(実写版)」、「グレイテストショーマン」、「ピーターラビット」、「マンマミーア」などの映画(吹き替えではない)を観たいと言っては、映画館に観に行ったりDVDを借りたりするようになりました。
それだけではなく、「美女と野獣(実写版)」と「グレイテストショーマン」のサウンドトラックも毎日寝る前に聞くようになりました。(もちろん英語ですよ!)
特に「グレイテストショーマン」の曲にはかなりハマって、発売してすぐ買ってきたのですが、毎晩聴いて口ずさんでいます。
DVDも買ったのですが、買ってから3~4ヵ月たつまでに、かれこれ30回以上は観ているので(これも吹き替えにはしてません)、かなりセリフが耳に入ってきているはずです。
まだ10歳ですが、主演のヒュー・ジャックマン(49歳!)の大ファンになったようで、
「ヒュー・ジャックマンに会いにアメリカに行きたい!」と言っています。
ケーブルテレビでも、英語のアニメが放送されているので、小さいころから見せていたのですが、「Baby TV」は、日本語さえよくわからないうちにみせていたので、言葉がわからなくても画面を見ていて楽しんでいるようでした。
私の意見としては、まず英語が話せるようになるのも大事ですが、動機は何であれ、日本以外の国や英語について知りたいと思うことが重要でもあるのかなと思います。
自分の興味のある世界につながるための手段として、英語を勉強したいと思ってくれることが、私の希望でもあります。
興味があれば、成長してからも自分で必死になって、英語の勉強をすることになると思います。
まとめ
英語は将来必ず役に立つし、必要になると思って、親は一生懸命子供に英語を教育しようとするものです。
うちも、英語教育にお金をかけている割には、たいして身についてはいないようですが、幼少のうちに英語に触れさせることはたくさんの利点があるので、それを信じて、気長に、英語をマスターしていってくれることを祈っています。