妊娠して、産婦人科で血液検査をした際に、「貧血の傾向がありますから、鉄剤を処方しましょう」と言われた経験のある方は、結構多いのではないでしょうか。
私もその一人で、鉄剤を飲んでいましたが、忘れがちだったり、錠剤の鉄っぽい味が気になったり、便秘になりやすかったりして、真面目に飲みませんでした。
ちょっと貧血気味な程度だから、と気にしないでいると、出産後に体調が悪くなりがちになって、子育てが辛くなる可能性が高いのです。
イライラするのも、それが原因と言えます。
タンパク質も不足していると、体の機能が衰えて、体力がなくなったりするのです。
子育ては、お母さんが元気に動けないといけませんからね。
鉄タンパク不足の影響と、簡単に補う方法を説明しましょう。
鉄タンパク不足の影響
女性とって一番気を付けてとらなければならない栄養は、鉄とタンパク質なんです。
特に鉄は、ただでさえ月経で失われている上に、妊娠→出産を繰り返すことで、どんどん失われていくのです。
それをそのままにしていたら、どうなるか、ちょっと怖いですね。
まずは鉄から説明しましょう。
鉄
1回の妊娠出産でフェリチン50に相当する鉄が失われるそうです。
つまり2人目3人目と出産するたびに多くの鉄がなくなっていることになりますね。
産後うつや育児ノイローゼも、その多くは鉄不足が原因と言えるらしいです。
この本には、日本人女性の多くは鉄タンパク不足で、妊娠出産の影響によって、産後にうつ、パニック障害をはじめとする不調で苦しむ人たちがたくさんいることが書かれています。
著者の藤川先生は、自信のブログでもこのことを訴えていて、症状別に栄養で改善できる可能性を主張していますので、女性はぜひ参考にしてもらえればと思います。
出産を控えた人だけでなく、結婚前の人や、産後年数が経っている人も、鉄分を補うことで元気になる人がたくさんいるはずなので、ぜひ読んでいただきたい本だと思います。
タンパク質
タンパク質も同様で、日本人女性は、欧米に住む人に比べると、圧倒的に肉を食べる量が少ないので、タンパク不足になっているようです。
タンパク質が足りないと、筋肉量が減るので、疲れやすくなったり、髪がパサつく、肌が荒れる、胃腸の調子が悪くなるなどの症状が出てきます。
私は、以前菜食に偏っていて、玄米も食べていたのですが、肉をほとんど食べていなかったために、とにかく疲れやすく、肌もかさついてひどかったのを覚えています。
最近は、肉魚をかなりの量とっているので、体力がついてきました。
タンパク質だけではなく、鉄分をとるためにも、肉や魚は欠かせませんね。
鉄タンパクの効果的な補い方
実際に食事でこれらを補うのは結構大変なものです。
それまで肉をあまり食べてこなかった人には、いきなり大量のステーキなど食べられないものです。
本当は、旦那さんよりも奥さんの方が肉をたくさん食べないといけないくらいだそうですよ。
でも無理だし、消化が追い付かなそう、という場合には、サプリメントとプロテインが強い味方になってくれます。
サプリ
このブログの他の記事でも紹介しているのですが、とにかく、鉄分はサプリメントが吸収も良いので効率的です。
だって、そんなにしょっちゅうレバニラ炒めは食べたくないですよね?
Now Foods, 鉄分, 18 mg, 120 ベジキャップ
36mgのを最初は飲んでいましたが、今はこの18mgを寝る前に1錠飲んでいます。
プロテイン
プロテインは美容にもいいということで、飲み始めた人もいるかもしれませんが、「飲みずらい」「おいしくない」という理由で飲むのをやめる人も結構いるようです。
確かに、毎日毎日同じ味を飲み続けるのは、結構ハードルが高いですよね。
いろいろな味を試してみるのもいいですが、糖質が結構含まれているものがあったりして、選ぶのも難しく思えてきます。
そこで、私なりに、プロテインの美味しい飲み方を考案してみました。
プロテインはAmazonの定期便で配達してもらうと楽チンなのと、多少お安くなるのでお勧めです。
まとめ
女性にとって、鉄やタンパク質が本当に重要だということを理解いただけましたでしょうか?
知らなければ、意識してとらないので、あっというまに鉄タンパク不足になってしまい、それによる不調が現れてきます。
私も知識がないままだと、今頃どうなっていたか、と不安になるので、毎日せっせと、肉を食べたりサプリを飲んだりプロテインを飲んだりしています。
特に子供を産んで大変な思いをしているお母さんたちに、鉄タンパク不足のことを覚えていてもらえたらな、と願っています。