子育て

子育てはいつから楽になるの?

毎日毎日、イライラしっぱなしの子育てをしていると、いったいこの大変さはいつまで続くんだろう?と途方に暮れることがあるものです。

先輩ママの話だと、大変なのは今だけよ~」、なんて言われるけど、今はその先のことなど考える余裕すらないのが現状でしょう。

 

でも、子供は日々成長しているのですから、子育ても永久に続くわけではないですよね。

じゃあいったい、いつになったら、楽になってくるのか、順番に説明していきましょう。

 

子育ては100日過ぎたら楽になる!?

赤ちゃんは生後100日を過ぎたら、お世話が楽になる、という話があります。

100日というと、3~4ヵ月ですので、一般的には「お食い初め」のイベントがあったりしますが、それ自体は育児が楽になるかどうかとは、関係ないですね。

では生後100日経つと、どんな変化があるのでしょう?

 

首がすわる

 

何と言っても、「首がすわる」のが一番ですね。

この「首がすわる」というのは、病院でもチェックされる大切なポイントです。

それまで、ふにゃふにゃして頭を常に支えてあげなければならなかったのが、胴体を持つだけでいいので、お世話が断然楽になります。

縦に抱っこ出来るんですよね。

なんというか、人間らしくなった、という感じで、健康に成長している安心感を感じられます。

首がすわると、おんぶが出来るようになります。

特に2人目の子供だと、早くおんぶが出来るようになってほしい、と切実に願うものなんです。

おんぶが出来たら、一気に家事と上の子の育児がはかどりますから。

だから、楽になるというのは、正直当たっていますよね。

 

夜中の授乳がなくなってくると楽になる

夜中の授乳って、本当に辛くて何の喜びも感じなかったような記憶があるくらい、大変だったのを覚えています。

人間って、熟睡しているところを起こされる時ほど、精神的にきついものです。

それくらい、夜中に、しかも頻繁に授乳のために起こされることは耐え難いものです。

今思えば、私自身、「完全に母乳で育てるぞ!」、というへんな意地があったので、寝る前にミルクをたっぷり飲ませればぐっすり寝てくれたんでしょうけど、それはしなかったんですよね。

 

「今だからこそ経験出来る、子育ての苦労」

 

みたいなものに浸りたい気分だったんでしょうか。

 

でも、夜中の授乳が本当に辛いなら、ミルクを飲ませていいんですよね。

昼間は母乳を飲ませているなら、たいして変わらないですよ。

 

それはさておき、夜中の授乳の間隔がだんだんあいてきたり、そのうち夜中に1度も授乳で起こされなかった、という日が必ずやってくるものです。

そうしたら、ママも熟睡できますから、楽ですよね~。

 

卒乳すると楽になる

そして、いよいよ卒乳ということになると、これまたさらに楽になります。

卒乳は、まれに自然におっぱいを飲まなくなる子もいるようですが、だいたいママが試行錯誤して卒乳にもっていくパターンになるでしょう。

とにかく、無事卒乳できれば、1日に何度も授乳のために準備したり、外出先で授乳したり、おっぱいのトラブルで悩まされることがなくなります。

何より、おっぱいを飲まさなきゃ寝なかったのが、自然に寝てくれるようになることに感激するはずです。

外出先でも、気づいたら寝てくれた、という状況に遭遇すると、

「おっぱい無しで寝るなんて!」

と、新鮮に感じることでしょう。

 

歩くようになると楽になる

1歳を過ぎる頃になると、だいたい歩けるようになって、外に行くのも靴をはいて出かけられるようになります。

それまで、常におんぶや抱っこひもに入れたりベビーカーで外出していたのが、少しずつでも歩いてくれるようになるのは、ママの体力的には本当に助かるものです。

もちろん散歩の途中で、「抱っこ」と言われることはまだまだあります。

でも時々抱っこするのと、ずっと抱っこするのとでは全然違います。

また、公園デビューして公園の中を歩いてくれるようになるだけで、ママとしては常に子供の体重を感じなくて済むのが楽です。

 

オムツがはずれると楽になる

もちろんオムツがはずれたら、途端に育児が楽になるわけではないです。

最初の頃は、失敗もするし、その度に掃除やら洗濯らやが増えてかえってストレスが増すことになります。

それが、次第にトイレに慣れてくれたら楽チンです。

うんちをした後のオムツを取り替えるわずらわしわから解放されますし、何と言っても外出の時にオムツを持っていかなくてもいいし、オムツ替えの場所を探す手間も省けますよね。

 

3歳を過ぎると楽になる

私の周囲にいた先輩ママさんたちが口をそろえて言っていたのが、「3歳を過ぎると急に楽になるよ」ということでした。

「本当にそうなら、早く3歳になって~」

と、祈るような気持ちで3歳を待ち望んでいたものです。

 

さて、3歳になった時、さすがに3歳ちょうどでは何も変わりません。

しかし、3歳2~3ヵ月になったあたりから、何かが変わってきました。

 

はっきりとこれ、というのはないのですが、なんとなく意思疎通がより図れるようになって、こっちの言いたいことを話し合いで理解してくれるようになってきたのです。

それまでは、子供のイヤイヤ期から始まる自己主張と、親の都合とのぶつかり合いの日々でした。

それが、私が自分の気持ちを正直に話すと、その気持ちに少しずつ同調してくれるようになるのです。

急に何事もスムーズにいくわけではないのですが、やはりここは人間同士、理解が生まれ、空気感が変わるという気がしました。

そういう意味で、お互いが歩み寄る瞬間が多くなってくるのです。

だからと言って、こっちも調子に乗って子供をコントロールしようとばかりしていると、今度は子供が気を使ってばかりの子供になってしまう可能性があるかもしれませんので、注意したいところですが。

 

幼稚園入園後に楽になる

幼稚園に入ったばかりの時は、まだ慣れなくて行きたくないと駄々をこねたり、朝の準備が思うように進まなかったりでイライラしてしまいます。

それでも、いったん幼稚園に行かせてしまったら、そこからママの一人の時間がやってくるわけです。

この時を待ってました!

と、叫びたくなりますね。

最初は、一人ランチして、たまった録画を見て、ウインドーショッピングして、と、それまでゆっくり出来なかったことが、頭の中を駆け巡ります。

 

ところが、意外にも急にぽっかり一人の時間が出来ると、「何しよう」「静かすぎて寂しい」なんて思ってしまうんです。

そんな寂しさを感じるのもほんの初期の頃だけで、慣れてくると、「あ~幼稚園行ってくれた!」とホッとしたり。

出産後、初めて一人で過ごすまとまった時間が毎日取れるという喜びは、子育てを経験した人にしかわからない気持ちですね。

おそらくこの気持ちは、旦那さんには、なかなか理解してもらえないかもしれませんけど・・

ですから、会社に出かけていくご主人を横目に、「今日はランチしてくるの〜」などと、ウキウキ気分を出していると、ヒンシュクをかってしまいますので、要注意です。

 

小学校入学後に楽になる

幼稚園の時は、やっと自分の時間が持てると思っていても、子供は2時とか3時には帰って来ます。

それからの時間も子供を公園に連れて行ったり、遊び相手をしたり、夕方以降は地獄のような忙しさが一気にやってくるものです。

 

それも、小学校入学前までの話です。

 

小学校に入ってしまったら、放課後はお友達と公園で遊ぶことが多くなります。

近所で安全な場所なら親がいちいちついて行かなくても平気になるんです。

 

ただし、うちの場合は、下の子がいたので、一緒に行きたがって結局連れていく羽目になっていましたが。

なので、夕方はほぼ毎日のように公園に行っていました。

それでも、上の子がお友達と勝手に遊んでくれるので、助かりましたけど。

下の子がもう少し大きくて、幼稚園に行くぐらいだったら、上の子のお友達が相手をしてくれることも多くなって、一緒に遊ばせられるようになります。

最近では、学童保育や、放課後の学校開放などで安全に過ごすことが出来るように整備が進んでいる地域が増えてきています。

子供が小学校に入学と同時に仕事を再開する人も多くなります。

小学校に入るのが、育児の一区切りと言ってもいいようですね。

 

子育てが楽になると寂しくなる!?

世の中には、子育てがひと段落すると、仕事を始めたり、趣味に没頭したりして、子育て以外で自分の人生を楽しもうとする人がでてくるものです。

しかし、そんな人ばかりではありませんよね?

 

中には、子供が自分から離れていくのが寂しくて、いつまでも赤ちゃん扱いしたり、執着して、自立を阻もうとする親がいるものです。

 

確かに、子供が小さいうちは、本当に大変だったけど、それはそれでいい思い出です。

自分が頑張ったからこそ、今、目の前に元気な子供がいるのです。

 

大変な時期を過ぎた時には、親は親の人生を歩むことを忘れないようにしましょう。

仕事を始める準備をしたり、新たな趣味を見つけるなど、子供に依存しない生活を作っていくことが必要になってきます。

子供には子供の人生があるのですし、親がいつまでもくっついて干渉することだけは、避けたいものですね^^

 

まとめ

出産後、怒涛のような忙しさの中、育児に奮闘しているママたちは、いつ楽になれるんだろうと思って毎日大変な思いをしているものです。

それでも、本当に少しずつですが、子供の成長とともに、ママは楽になっているんですよね。

後で振り返ったら、きっと、あの時必死に子育てして良かったな、と思えるようになるでしょう。

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