子連れでの引っ越しは、上の子が1歳半の時に1回、それから、今回の、下の子が年長、上が小学5年の2回しました。
ちなみに、私自身、学生時代から子供ができる前までの独身時代の引っ越し回数は、まあまあ多い方だと思います。(計6回)
独身の時と違って、家族が出来ると、引っ越しは荷物が多くて大変です。
わが家でも、幼稚園に通う下の子が、小学生になるタイミングで、手狭になってきた以前の家から引っ越すことに決めました。
新居は、借家で、4人家族には十分な広さと、庭のある家です。
探したのはインターネットで、直接不動産屋に行くより、今ではネットが一番最新の情報が載っています。
引っ越しの見積もりを取った全容と、子供がいる中での荷造りのコツ、そして引っ越し前後の子供の心のケアまでをお伝えします。
子供のいる4人家族の引っ越しは大変
子連れの引っ越し2回目である今回は、夫婦と2人の子供の4人家族ですから、家具や、荷物はクローゼットに押し込んでいるのを含めると、思った以上にあります。
幸い引っ越し先は、目と鼻の先、今の住まいから徒歩5分という近さ。
一人暮らしなら、自分で運べそうな距離ですが、一家4人ともなると、そうはいきません。
というわけで、業者にお願いするために、見積りを取ることからはじめました。
近所だと、ちょっとは安くなるものなのかしら・・
まずは、見積りを比較するサイトから見積金額を出してみました。
引っ越しの見積もりは無料で、かつ電話攻撃の無いサイトで比較
引っ越しの見積もりサイトはいろいろあります。
ただ、見積もりをとった瞬間から、猛烈な引っ越し業者からの電話攻撃がある、という問題があるのがわかりました。
それはそれで、直接業者とやり取りできるので、いいとは思いますが、ただ、子供もいるし、早朝や深夜にも電話がかかってくるのは困りものです。
そこで、今回私が考えた末に決めたのは、SUUMOの引っ越し見積もりサイトです。
このサイトで見積もりを取る時には、メールアドレスの入力は求められますが、電話番号については、任意となっています。
そうです!電話番号を入力せずに、登録出来るんです。
早速、登録をしていきました。
引っ越し日、名前、住所、引っ越し先を入力していきます。
途中、細かい家財道具を入力する欄も出せますので、より詳しい見積もりを出すためにも、詳細な荷物を入力しておいたほうがいいでしょう。
最後に見積もりを取りたい業者を自分で選択できる画面が出ますので、チェックを入れます。
私は4社選択しました。
入力が終わると、概算見積が表示されます。
今回は、一社だけが、すぐに見積金額を出してきました。
他の3社のうち、数時間後にメールで金額を提示してきたところは1社ありました。
どこの引っ越し業者も、詳しい見積もりを出すために、訪問したいとメールで連絡がきました。
メールだけで、電話攻撃が無いって、本当にいいものです。
私が、「どの引っ越しやさんにしようかな~」とつぶやいていると、子供が、
「パンダさんのマークの段ボールのところがいい!」
というので、
ここは子供の意見を尊重して、引っ越しのサカイに、一番先に訪問見積もりをお願いすることにしたのです。
引っ越しのサカイさん、パンダのマークにしておいて良かったですね!
他の1社にメールで「今週末訪問見積もりをお願いしたいのですが」とメールしたところ、予定がいっぱいで都合がつきませんでした。
あまり無名の小さな引っ越し業者にお願いすると、トラブルの対応とか、手際の悪さとかが気になると嫌なので、大手の方が安心です。
早速、訪問してくれ、当初は12月の引っ越しを考えていたのですが、話を聞くと、
1月の引っ越しは、全然引っ越し料金が格段に安くなる(約5万円ほども違う!!)
のだそうです。
今回は、特に転勤などの理由で引っ越すわけではないし、12月じゃなくても別に問題はない、ということで、安くなる1月の引っ越しに決定です。
業者はサカイ引越センターにお願いすることに決定しました。
訪問見積もりは、1社しか頼まなかったので、もっと安いところはあったでしょうけど、面倒なので、もうそこに決めちゃいました(笑)
今回は、SUUMOの見積もり比較サイトを利用しましたが、電話攻撃がないサイトは他にもあります。
SUUMOで見積もりをとったあとに、再度調べてみると、メールだけで電話攻撃を受けないサイトが他にもあることに気づきました。
それは、引っ越し侍の予約サービスです。
最初、こちらの引っ越し侍は、電話攻撃がすごい、という評判だったので、候補には入れてませんでした。
ところが、よくよく見てみると、メールアドレスや電話番号を入力しなくても、複数の業者からの見積もりが取れるではありませんか!
試しに見積もりをとってみました。
今更ですが、こちらも、電話攻撃が嫌いな方には、もってこいの方法ですよね。
ちなみに、「自分は担当者と電話で直接交渉した方がいい」という方は、他の見積もりサービスを使って、対応できそうな時間帯に見積もりを出してもらうようにしましょう。
荷造りの手順
引っ越し業者が決まって、ひと段落する間も無く、荷造りの作業をしなくてはいけません。
子供がいるととにかく荷造りする時間がありません!
お金を払って、全て荷造りから荷ほどきまで業者にお任せできるならいいのですが、結構な金額です。
荷造りを進めるコツは、
荷造りしながら、どんどん物を処分する。
特に、子供の着なくなった洋服や、おもちゃはこの際処分しましょう。
事前に処分するものが多いほど、荷造りの負担は減ります。
不用品をまとめて回収してくれるところもありますので、来てもらって引き取ってもらうのが一番です。
荷造りの中でも、おもちゃは大きさがまちまちで、段ボールに入れるのも大変なので、大きめの段ボールをたくさん持ってきてもらい、気にせずガンガン入れていきます。(笑)
子供にも手伝わせて、楽しみながら一緒に荷造りしましょう。
それから、キッチン用品は最も荷造りしにくいので、早めに手をつけ始めることです。
大きめの段ボールを使い、大きい鍋の中に、割れやすい小さな食器を新聞紙に包んで入れたり、調味料も立てたまま入れていきましょう。
食器だけを入れる場合は、重くなるので、小さめの段ボールに新聞紙を挟みながら重ねて入れていきます。
引っ越し直前は食器を使わず、使い捨ての紙皿を使うくらいの気持ちで、ダンボールに詰めていくことです。
タンスの引き出しの服などは、そのまま引き出しを外して運んでくれることも多いので、事前に確認しておくといいでしょう。
引っ越し当日
引っ越し業者には朝9時頃に来てもらいました。
朝食は、前日にコンビニで買っておいたおにぎりです。
業者のトラックが着いた瞬間って、なんとも言えない、ワクワク感を感じた方も多いでしょう。
そこから、あっという間に段ボールがなくなっていくので、スタッフの手際の良さに見とれてしまいます。
子供達が邪魔するといけないので、私は祖父母のところに預けちゃいました。
そこでお昼ご飯も食べさせてもらい、録画したディズニーの映画などを見せてもらっていたので、助かりました。
預け先がなくても、
引っ越し作業を見ているだけでも全く退屈はしません。
逆に、引っ越しのたびに思うのですが、
若いお兄さんたちが、軽々と重い荷物を運び込むのを見ているのは、実にすがすがしい気分になります(^ ^)
「お兄さん達、スゴイね〜 力持ちだね〜」
と言いながら、一緒に見せておきましょう。
引っ越しの失敗談
実は、荷造りしている最中に段ボールが足りなくなったのです。
すぐに持ってきてもらおうと、引っ越し業者に電話すると、なんと年末のため休み・・
うちは1月4日の引っ越しだったのですが、まさに4日からの営業なので、段ボールを持ってきてもらうことが出来ませんでした。
当日、来たトラックの中に何枚かは入っていたので、それを使わせてもらいましたが、入りきらないものもあり、本当は段ボールに入れないと運んでくれないのに、無理を言ってそのまま運んでもらいました。
段ボールは余ってもいいので、とにかく多めにもらっておきましょう。
子供の心のケア
引っ越しで不安なのは、親だけではありません。
子供のことまで考える余裕はないかもしれませんが、子供の方が、敏感に感じているものです。
前回の引っ越しは、まだ子供が小さかったのでよくわかっていなかったし、しかも祖父母と一緒の二世帯住宅に引っ越したので、新しい家にもすんなり馴染んでいたようでした。
でも、今回は、それまで祖父母と一緒に住んでいたのが、徒歩5分といえども、離れて住むことになるので、とても寂しがっていました。
そこで、
「いつでも会おうと思えば歩いて行けるし、泊まりに行ってもいいんだよ」
「新しい家の方が広いので、たくさん友達を呼べるよ」
など、何度も話をするようにしました。
引っ越し後も、前の家を懐かしんで泣いてしまうこともあったので、前の家まで歩いて行ったりして、出来るだけ子供の気持ちに寄り添うようにしていると、1週間ほどで、落ち着きました。
今回は、転校をする必要がなかったのですが、もし、転校となると、もっと子供は不安になるでしょう。
あまり早く新しい環境に慣れさせることを急ぐのではなく、前の学校の友達にも会いに行こうね、など、すぐに慣れさせようとはしないように話をするのがいいと思います。
大人は、新しい家に来て、インテリアを考えたり、役所の手続きなどで忙しいですが、きちんと子供の気持ちに向き合うことも忘れないようにしましょう。
まとめ
子連れの引っ越しは、大変なことも多いですが、手順をしっかり踏めば、スムーズにいくものです。
さっさと見積もりを済ませて、不用品はどんどん処分する、そして空いた時間に荷造りと子供のお世話に集中するようにしましょう。
何より一番不安なのは、子供の方です。
子供の気持ちを考えて、引っ越しそのものをイベントとして楽しんだり、気持ちに共感してあげれば、新しい環境にも慣れやすくなりますね。