子育てが楽しくないと思う事ってありますよね。
テレビのコマーシャルや、子供を産む前に抱いていた、子供のいるあったかい家庭のイメージとはあまりにもかけ離れていて、自分はそんなふうに出来ない、と落ち込んではいませんか?
イメージと現実は全く違うんですよね。
「こんなはずじゃなかった」、「こんなに辛いとは思わなかった」と多くの人が感じていると思います。
私もその一人でした。
何故こんなに子育てって楽しくないんだろう?といつもいつも思って、自分の能力がないからだと、自分を責めたりしていたのです。
人それぞれにやり方はあるでしょうが、子育てを楽しくする方法は結構あるんですよ。
では、何故そもそも子育てが楽しくないと思うのか、そして、楽しくする方法とは何か、についてお伝えしてきましょう。
目次
子育てが楽しくない原因
子育てが楽しくない原因は、子供の年齢的なものだったり、お母さんの気持ちの状態だったりと、様々です。
いくつか、ピックアップしていきましょう。
2歳児のイヤイヤ期に突入している
イヤイヤ期はどうすることもできません。
ママが元気であれば、余裕を持って対処も出来ますが、こちらが疲れていて忙しい夕方に、これが始まると、100%爆発してしまいます。
イヤイヤ期なんて、全然可愛くないし、子育てが楽しいなんて思うことはない!
と、ずっと思っていました。
うちの子の場合は、下の子のイヤイヤが結構激しくて、よくあったのが、「チュッパチャプスのおねだり」です。
よくショッピングセンターに行くと、チュッパチャプスの機械が置いてありますよね?
100円入れて、2本とかでてくるやつです。
あの機械、カラフルだし目立つんですよね(^^;)
一度子供にやらせたら、私が気づかないのに、どこに行ってもどんなに目立たないところにあっても必ず気づいて、欲しいから「あ~!!」と意味不明なわめき声をあげて、その場に突然ひっくり返るんです。
もう周りの人も、「クスッ」って微笑みながら眺めていくんですよ。
こっちは恥ずかしくて、仕方ないから何度か買っちゃいましたけど。
だから、ショッピングセンターに行く時は、私が先にチュッパチャプスの機械を真っ先に見つけるようにして、あればそこを避けて通るようにしていました。
今思えばくだらない話です。
他には、お友達の家に行って、プリキュアの衣装を一度借りて着たら、帰る時になっても絶対に脱がなくて引きはがすように脱がせて帰ってきたとか。
お友達のママは笑っていましたね。
もちろん、この程度のわがままはまだかわいいものかもしれません。
実際はもっと激しいものがあったんでしょうけど、正直、過ぎてしまえば忘れてしまうんですよね。
というか、2歳児のわがままは、はたから見ると、微笑ましく見えるものだったりするんです。
向き合いすぎている
子育てが楽しくないと思っているお母さんたちは、子供に注意が向きすぎているのかもしれません。
自分が常に先回りして、あれしちゃアブナイ、これしちゃダメ、とか、ついつい口を出したくなるのは当然ですよね。
でも、子供って、大人の言うことはまず聞かないものだと思っていいくらいです。
多少のいたずらで、危険がなければ、ある程度は放っておいてもいいでしょう。
ずっと子供と向き合いすぎていると、本当に心身ともに疲弊しきってしまいます。
最近は、ネットなどでもいろいろな情報が溢れていますし、他のママ友から子育ての話が耳に入ってきたりすると、自分の子供と比べたりしがちです。
情報も時には、シャットアウトすることも必要です。
私の周りにも、子供が熱を出したり、ちょっとけがをしたくらいで大げさに騒ぎ立てるお母さんたちが何人かいました。
そういう人たちといると、必要のない不安を感じたりするので、次第に距離を置くようになったら、楽になりましたよ。
間が持たない
忙しいようで、間を持たせるためにどうしようか考えたりしなければならないのが、子供が小さい頃の悩みの一つでしょうか。
赤ちゃんの頃は1日に何度も、何時間も寝てくれたのに、だんだん昼寝の時間も短くなって、起きておっぱいを飲ませて、オムツを替えたら、次に悩むのが
さて、何しようか
ということです。
起きてすぐの機嫌のいい時に買い物に行った方がいいか、それとも、先に公園寄っていこうか、でも準備が面倒だからおもちゃで一緒に遊ぼうか、洗濯物を取り込もうか、でももう少し休みたいし。
など、いろいろ頭の中はぐるぐる考えが回っています。
まだ晴れていれば、外に出られますが、雨の日は最悪です。
家にいても、子供の相手は限られたことしか出来ないので、一緒に同じ遊びばかりしていても、子供は楽しいかもしれませんが、
私は退屈なんですよ。
子供には申し訳ないですが、おもちゃで、子供と遊ぶのって、特に小さい子供のおもちゃは私にとっては退屈で苦痛以外の何物でもない。
そして、眠くなるんです。
これの繰り返しですから、毎日、倦怠感を感じざるを得ませんでした。
産後うつの可能性も
あまりにも、子供がかわいく思えなくて、辛い毎日が続くようでしたら、「産後うつ」を疑ってみるのがいいかもしれません。
産婦人科や保健センターに相談すれば、病院を紹介してもらえたり、何かアドバイスをしてくれるでしょう。
早いうちに対処することが大切です。
時には、子供の前で「あ~ママもう無理だ~!」と弱音を吐いたっていいと思うのです。
親だって人間ですから、出来ない時や辛い時があるのを子供の前でさらけ出しちゃって構わないのです。
「え~ママは、それやりたくない」、「ママは眠いから一人で遊んで」とか、私はよく言っています(笑)
子供っぽいようですが。
子供に直接怒鳴るより、ママだって限界があるんだ、ということを子供ながらに感じ取ってくれるかもしれませんよ。
私自身は産後うつの相談をしませんでしたが、多少はあったのかもしれません。
今思えば、気軽にもっとどこかに相談すれば良かったと後悔しています。
ママ友でも、マンションの上階に住んでいる人がいたのですが、子供が赤ちゃんの時に、あまりにも泣き止まなくて辛い時があったそうです。
そんな時、思わずベランダから下に落としたら、どうなるだとう、と一瞬考えたと言っている人がいました。
後で冷静になって考えると、「なんて自分は恐ろしいことを考えたんだろう」と怖くなって、そんな事を一瞬でも考えた自分を責めたそうです。
誰にでも一度はそんな考えが頭をよぎることってあるのではないでしょうか。
そして、誰にでも、産後うつは起こり得る病気と言えるのです。
子育てを楽しむために簡単に出来ること
なんとか、子育てが楽しいものだと思えないか、私もいろいろ真剣に考えました。
少しでも役に立ったものを、ここにいくつか書いてみましょう。
可愛いと思える瞬間があったらすぐに抱きしめる
子育てがずっと楽しくないと思っていても、1日に1回くらいは、「可愛いな」と思える瞬間はあるはずです。
もしかしたら、余裕がなさすぎると、そんな瞬間も見逃している可能性もあります。
昼寝をしている寝顔がかわいいと思えば、頭をなでなでしたり、起こさない程度にそっと抱きしめたりしてみるだけでいいんです。
可愛い瞬間は、今の小さいうちだけだから見逃さないぞ
と思っていれば、自然とかわいいと思える瞬間が増えてくるのです。
私の場合ですが、上の子の場合は、下の子が産まれてからは、なかなか抱きしめることが少なくなってしまいました。
でも、大きくなった今でも、なるべく意識して、こちらから触れ合うようにしています。
例えば、寝る前は必ずぎゅーっとお互い抱きしめ合って、
「ママ大好き」、「(子供の名前)大好き」
と言い合うのが習慣となっています。
下の子も同じように寝る前にやっていますので、ある意味儀式化しているようなものです。
それに下の子は、まだ小さくてそれこそ、はたから見たら可愛い盛りですので、「可愛いからたくさん触らせて!」と私が自分からどんどん体や頭やお腹などを触りまくっています(笑)
これも、最初はわざと意識してやっていましたが、そのうち自然と出来るようになるものです。
すると、たとえイライラして怒った後でも、そうして意識して触れ合う機会を増やしていくと、自然と「この子を見ているだけで、幸せ」という気持ちが沸き起こってくるようになったのです。
没頭できるものを見つける
ママ友からのアドバイスもあって、子育ての合間に没頭できるものを見つけるようにしました。
なんでも自分が集中できるものでいいのですが、私の場合は、英語の勉強を始めたり、ブログを書いたりなど、少しでも将来の自分のためになるようなことです。
それまでは、単に一人で散歩に行ったり、カフェに行ったりと、とにかく「一人の時間を作る」ことが目標だったのです。
もちろん、それでもある程度はスッキリはしました。
でも、子供を預けて一人になるのって、結構ハードルが高いんですよね。
夫や、義父母に預けると、それなりに気を使わないといけなかったりするので、
なるべく早く帰らなきゃ悪い
と、カフェでくつろいでいる時もそんなことを考えてしまって、意外とゆっくり出来ないんですよね。
これが、一番のハードルでした。
それに、最近は、頭痛の時以外カフェインを控えているので、カフェに行っても飲むものがないのです。
一方、家だと、たとえ子供たちがその辺にいても、少しでも集中して出来るものがあれば、それだけでリフレッシュ出来ることがわかりました。
将来につながるものを見つけて、少しづつでも始めると、ちょっとした目標ができますしね。
諦めて笑いにもっていく
子供が2~3歳になると、ある日、「全然笑っていない自分」に気づいた時があったのです。
たぶん、子供から見たら、「お母さんは笑わないのが当たり前の人」みたいにうつっていたかもしれません。
「だって、全然楽しくないんだもん」
と主張したい気分だったのです。
そんな時、子供がやったいたずらや失敗を、笑いにもっていく、ということを意識してやるようにしてみました。
いたずらしたり、トイレを失敗したその瞬間に笑いにするのは、さすがに高度な技なので無理でしたが、後で、例えば主人やママ友に話す時でもいいので、ちょっとおもしろく話して盛り上がるように仕向けたりとか。
うちでは、下の子が2歳頃にトイレトレーニングを始めました。
もちろん、たくさん失敗して、親としてもこの時期は忍耐力が試される大きな子育ての山場です。
おしっこの方はすぐ出来るようになったのですが、肝心のうんちをいつも我慢して、極限まできたら、もらす、ということの繰り返しでした。
ある日、布団とジュータンの上にゆるゆるうんちをまき散らしてしまったことがあったのです。
布団とジュータンですから、想像出来ますよね?
これ以上ショックな出来事はない、というくらい、ショックで立ち直れませんよ。
でも、それを見た元ゲーマーの夫が、この出来事をこう名付けました。
「毒沼事件」
布団は洗濯出来ましたが、ジュータンは当時10畳くらいの大きさの部屋にピッタリとサイズの合ったものを敷いていたので、丸ごと洗濯と言うわけにはいきません。
もちろん、洗剤でごしごしこすったので汚れはかろうじて落ちましたが、においだけは絶対に残ってしまいます。
だから、その部分をゲームに登場する「毒沼」と名付けて、「近寄ったら危険だ!」と上の子に言っていました。
まき散らかした本人も含めて、子供たちは大喜びです。
今でも毒沼事件の話をすると、我が家では盛り上がるのです。
当事者である下の子も笑っています。
う◯ちの話が続きますが(^^;)、我が家では、近所の市民農園を借りて、野菜を育てているんですが、実はそこで。大きい方をさせたこともあります。
限界まで来た時に、家だと漏らしてまき散らされる可能性が高いので、思い切って「畑でしようか?」と言って、畑に連れて行くんです。
幸いあまり人が来ない場所だったので、そこで下を脱がせてしばらくすると・・・出るんですよ~
畑では開放感があるのでしょうか。
「畑でウ◯チ」は今でも笑い話となっています。
まとめ
一見、辛い辛いと思って全然楽しめない子育て、と思いがちですが、ちょっと視点を変えることで、今よりは少しでも楽しめる状態に自分を持っていくことが出来るはずです。
いつも頑張ろうとするのではなく、弱音を吐いたり、没頭できるものを見つけたり、無理にでもふざけて笑いに変えてみることをしていると、少しでも今の状態に変化が訪れることでしょう。