子育て

こんなはずじゃなかった!新生児の育児が辛かった点

新生児の育児は、「授乳で始まり授乳で終わる」のです。

初めて赤ちゃんを授かって、喜ぶのもつかの間、待っていたのは、助産師さんの厳しいご指導のもとに始まる授乳だからです。

おっぱいなんて、昔から自然に与えるものだし、そんなにルールとかあるわけ?

なんて、たかをくくっていたのが間違いでした。

助産師さんによって、言うことはまちまちだし、育児書のとおりに真面目にやってるのに、上手に飲んでくれない。

不思議なことだらけの授乳でした。

授乳を開始して、第1日目に、次のように思う人ってかなりいるでしょう。

 

新生児の育児ってなんと辛いものなのか

「たったおっぱいをあげるだけなのに、おっぱいをあげるのって、なんと難しくてしんどいものなのかー!!!」

 

昔から、人間はみんな子供を産んで、おっぱいを自然にあげていたはずなのに、本当にみんなこんなに苦労して授乳してきたのかしら?

と、私も目の前の赤ちゃんに授乳しながら考えていました。

母乳は全然出ないし、赤ちゃんを飲ませる姿勢のことでいろいろ注意されるし、時間を計らなきゃいけないし、乳首は痛いし・・

なんか、喜びよりも辛さの方が断然上回っています!

特に、うちの場合は母乳の出が悪くて体重が増えませんでした。

 

体重が増えない!

うちの子は、出生時3185gでしたので、まあまあ大きい方だとは思います。

ところが、おっぱいが出なかったせいで、生後6日で退院する時には、2914gまで減ってしまったのです!

その後1か月検診の時にはまだ3410gと、ほとんど生まれた時と体重が変わっていないことを先生に指摘されました。

その瞬間、病院で思わずわーわーと声をあげて泣いてしまったのを覚えています。

その後、里帰り先から帰省してからも、体重の増え具合を見る為だけに、総合病院までタクシーで毎月通うことになったのです。

成長曲線のギリギリ下の線をず~っとたどっていく状態が続いたので、体重を計るたびに、その成長曲線とにらめっこしていた記憶があります。

 

わが子の成長曲線 ↓

ほんと、ギリギリです・・

 

1歳過ぎからは離乳食もよく食べてくれたので、上下の線の範囲内におさまってきました。

 

 

ミルクを飲まない!

さすがに、体重が増えないので、混合で育ててはいたのですが、何故かうちの子はあまりミルクをゴクゴクと飲まなかったのです。

で、たまに絞った母乳を、哺乳瓶であげてみると、すごい勢いで飲んでいました。

ミルクの味があまり好きじゃなかったのかもしれないですね。

母乳だって、たいして出るわけじゃないのに、ミルクを飲んでくれないとなると、方法がありません。

少しでもミルクを飲んでくれる時は飲ませて、母乳もあげながら、日中も夜中もそれを繰り返すしかありませんでした。

当然、頭は一日中母乳とミルクのことでいっぱいです。

こんな生活が耐えられなくて、ある日決断をしました。

 

ミルクをやめて完母に移行

こんなにミルクと母乳をあげるのがしんどいなんて、なんかおかしいぞ!!と思い、ある日図書館でたまたま母乳育児をすすめる本を見つけて借りてきました。(タイトルは今となっては不明です)

それをじっくり読むと、どんな人でも、完全母乳で育てられる!と書いてあります。

つまり、おっばいが出ようが出なかろうが、自分が母乳だけで育てよう、と決めれば、絶対に可能なんだそうです。

それを読んで、なんだか頭の中がスッキリとしました。

そして

「よし!今日からミルクはやめる!!」

と決めて、ひたすら母乳のみをあげ始めたのです。

すでに5か月を過ぎていたので、今から乳量を増やせるのか不安でしたが、やるしかない、と思いました。

どうしても、おっぱいの量が少ないので、子供は1時間ごとに泣いておっぱいを欲しがります。

夜中でも同じです。

1時間ごとの授乳はかなりきつかったですが、ミルクを用意するのに比べたら、添い乳も出来るし少しは楽かも、と思ってやりました。

さきほどの、成長曲線では、やっぱり6~7か月頃、ちょうど完母にしたあたりから、体重が、ガクンと減って、下の線よりもさらに下にいっているのがわかります。

もうこうなったら、自分と子供を信じるしかないです。

一応体重は少なからず増えてはいましたし。

離乳食も食べ始めているし。

そうして、母乳に移行してから、次第に、おっぱいがちゃんと出ているのが自分でもわかるようになりました。

子供も、ゴクゴクと飲んでいますし、これで良かったんだ、と安心したものです。

 

お出かけの時の授乳が不安でも、大丈夫なんです。↓

授乳室がなくても大丈夫!外出先で授乳をするコツお出かけの時に、どうやって授乳したらいいか、気になることってありますよね。 出かける前にしっかり授乳をしたとしても、長時間電車に乗...

病院の指導が納得できない!

病院では、母乳をあげる際は、片方15分ずつあげましょう、と言われます。

それ以上吸わせると、赤ちゃんが片方飲んでお腹いっぱいになってしまい、もう片方は飲まなくなるとか、いろいろ理由を言われた気がします。

でも、この、「片方15分ずつ」って、本当に根拠があって言っているんでしょうかね~?

だって、個人差があるはずだし・・

これを言われるせいで、おそらく、みんな混乱するんだと思います。

 

私の場合、母乳の出が本当に悪くて、どうも15分過ぎたあたりから、急にゴクゴク飲む音が聞こえるくらい出てきてたんです。

 

最初はそんなのわからないですから、必死にくわえさせて、時計を見ながら、

「15分経ったから、はいこっちね」

という感じで、もう片方をくわえさせることをしていました。

 

当然ですが、私の母乳が本格的に出てくる前に、赤ちゃんは別のまだ全然でない方のおっぱいを一から吸わせられます。

これじゃあ、赤ちゃんの方だって疲れるだけで、体重が増えないのは当たり前です。

このことにもっと早く気づいていれば、こんなに体重の事で苦労しなくて済んだのにな~と、今更ながら思います。

 

2人目の時は、この時の経験があったので、最初から片方15分以上は飲ませていたので、ぐんぐん大きくなってくれました。

母乳に関しては、赤ちゃんの飲み具合や、お母さんの母乳の出具合によって、お互いのすり合わせが必要な気がします。

 

つまった時の対処法

授乳中はいろいろなトラブルがありますが、よくあるのがおっぱいがつまって、痛くなったり、腫れたりすること。

そんな時、私はこうしていました。

ひたすらしぼる

これが手っ取り早いです。

つまっていることが分かった時点で、すぐにタオルとボウルなどの深い入れ物を用意して、手でしぼっていくのです。

乳房を触ると痛いので、乳首を柔らかくするように、伸ばす感じでマッサージします。

最初は痛いし、いかにも古そうな濃いめのおっぱいが少しずつしか出ません。

しかし、それを何十分も続けていると、ある瞬間から、急にそれまでつまっていた線から、勢いよくおっぱいがプシューっと出始めるのです。

それを更にずっとしぼっていくと、しこりがなくなっていくのがわかります。

そこまでくると、もう痛みはほとんど感じないはずです。

ポイントは、しこりが出来ている線からおっぱいが出るまで、時間がかかること。

つまりがとれてからも、古いおっぱいを出し切るのに、さらに時間がかかるので、あきらめないこと。

ぜひ試してみてください。

 

新生児の育児が辛くならないために

真面目にやりすぎない

そうです!

お母さんが何も一人で、責任を全部しょって、「私がこの子をしっかり育てるわ~!」という気持ちも大事ですが、そればかりだと、イライラしてノイローゼになってしまいます。

これって、きっと「本能」なんでしょうね。

こういうふうに思う人ってたくさんいると思いますよ。

だって、虐待だの、育児放棄だの、ニュースで見るたびに、

「私はこうはならないようにしよう!」

って、誰もが思いますしね。

新生児のうちは、自分のことは、すべて後回しになってしまいますが、すこ~しずつでも慣れてきたら、多少は泣いている赤ちゃんを泣かせっぱなしにして、横で昼寝したり、出来ますよ~!

これだけギャンギャン泣いているのに、自分でもよく昼寝できるものだな~と、感心したものです。

やっぱり疲れと寝不足で、ほんのスキマ時間でも、寝られるものなんですね。

 

授乳に集中しすぎない

あとは、授乳している最中は、テレビやパソコンなどは見ないように、と、誰に言われたのか自分で決めたのかわかりませんが、最初は、真面目に(?)授乳中は、テレビなどつけずに、静かな環境で授乳していたものです。

しかも、時計と、にらめっこしながら(-_-;)

さすがに、しんどくなって、そのうちテレビのワイドショーを見たり、本を読んだり、パソコン見ながらなど、結構好きなことしていましたけど。

やっぱりお母さんがリラックスすることって、必要かな、と思いました。

お母さんも子供と一緒にストレス発散するための方法もどうぞ。 ↓

子育てのストレス発散法は?ヨガ、ベビーマッサージ、ベビーダンス「子育てはストレスがたまるもの」、と多くの人が思っているかもしれません。 ストレスを発散したいと思っても、ショッピングを楽しんだり...

 

まとめ

育児の中でも、特に授乳の悩みは、自分と赤ちゃんとの相性が大きいので、病院や育児書の内容を真面目に実行するだけでなく、目の前の赤ちゃんの要求に、まずはこたえてあげることを意識してみるのもいいと思います。

主に授乳の悩みを中心に書きましたが、もちろんそれ以外にも熱をだしたり、股関節脱臼になったり、卒乳がうまくいかなかったり、とにかくたくさんあります。

その度につまづいて、悩んで、乗り越えて、を繰り返すのが育児なんでしょうね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です